テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
大阪ミナミ法善寺横丁の寄席“花月”で前座を勤める桂春団治。 新らしい型の上方落語で世間に一泡ふかせようとしても仲間は白眼視、お客にはののしられる有様である。 だが彼に二階を貸している車夫の力蔵、小料理屋の女中おたま達は、彼を見込んで苦しい生活の中からも何かと尽す。 殊におたまは借金取りに行った際、彼と床を一つにしてしまう程。 やがて看板も大きくなった春団治、だが相変らずピーピーで、酒と女癖の悪さはつのるばかりである。 御ひいき筋、小間物問屋岩井辰の若後家おりゅうも、やがて彼と割ない仲となる。 その頃、京都の宿屋の娘ときが、女房にしてやるという言葉を真に受け、身重の体で訪ねてくる。 ◆◆◆◆◆◆◆◆ 製作年:1956年 製作国:日本 配給:東宝 上映時間:108分 NHKの朝ドラ「おちょやん」で浪花千栄子を描いたのを記念して、■シネ・ヌーヴオ■で浪花千栄子の出演した映画を上映している。(7月31日~8月13日)。 沢山あるなかで有名な噺家の桂春団治の話「世にも面白い男の一生 桂春団治」を見てきた。 桂春団治が活躍したのは、大正時代から昭和のはじめ。 脚本は渋谷天外が書いている。 浪花千栄子と別れた後、渋谷天外は、自らを重ねあわせて、書いた脚本は、低迷期の新喜劇の起死回生の大ヒットになった。 舞台では藤山寛美が春団治になり藤山寛美の出世作となったという。 渋谷天外と別れた後の映画出演ということもあって、浪花千栄子は迷いながらも、春団治に尽くす妻おたまの姉を演じたそうだ。 ●映画の中に、古い大阪の景色があった。 材木が浮いている川は、長堀川だと思うがどうなんだろう。 長堀川は埋め立てられて今はない。 ●映画の中の女性はほとんど和装で髪を結っている。 ●言葉も古い大阪の言葉で、「帰れ」を「いね」と言っていた。 この「いね」という言葉は、私は何回も聞いているが・・・。 ●また、春団治が危篤の時に集まった人々に出すために 「おすもじでも取って・・・」というシーンがあった。 この「おすもじ」というのは、「おすし」のこと。 「◎◎もじ」とは、女房言葉、船場の旧い言葉だ。 「杓子」を「しゃもじ」 「お目にかかる」を「お目もじ」という。 ●春団治という人は、演芸場の大看板になった。 普通なら、大金持ちになっているはずだが、お金の使い方がひどく、いつも借金取りに追われていた。 ■大阪の上方落語の定石:天満繁盛亭■には、上方落語隆盛の時代の象徴として語り継がれている「赤い人力車」が復活した。 この人力車は、初代桂春團治が多忙のために移動の手段として使用したとされるものを復元しており、多額の借金による「火の車」の洒落になっている。 ところで、春団治をテーマにした「浪花恋しぐれ」という大ヒット曲がある。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ■浪華恋しぐれ■ ♪芸のためなら女房も泣かす それがどうした文句があるか 雨の横丁 法善寺 浪花しぐれか 寄席囃子 今日も呼んでる 今日も呼んでる ど阿呆春団治・・・ ~そりゃわいはアホや 酒もあおるし 女も泣かす せやかて それもこれも みんな芸のためや 今にみてみい! わいは日本一になったるんや 日本一やで わかってうやろ お浜 なんやそのしんき臭い顔は 酒や! 酒や! 酒買うてこい!~ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 芸のためというけど、絶対に違うと思う。 ただただ自堕落な性格のためだ。 安倍首相と日銀の黒田東彦総裁を風刺 兜町で広まる■「江戸恋しぐれ」■を発見! 都はるみと岡千秋のデュエット「浪花恋しぐれ」をもじった「江戸恋しぐれ」というタイトルで、安倍首相と日銀の黒田東彦総裁の関係を風刺したものだ。 これは歌の1番の男性のセリフ部分。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ~そりゃわいはアホや 靖国行くし 財務も泣かす ~せやかてそれもこれも みんな国民のためや 今に見てみい わいは世界一になったるんや 世界一やで ~わかってるやろ お東(おはる) なんやそのしんき臭い顔は ~緩和や! 緩和や! 国債買うてこい!! にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.20 23:47:51
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|