テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:時事ネタ・主張
僕は子供を応接室に閉じこめて、生松葉でいぶしたり、リュックサック一杯本をつめて夜中に駅まで駆けさせたり、はてはびしょびしょの雨のなかに、裸体で一時間立たせてみたり、あらゆる方法で、気管支喘息の発作を誘発させようと試みたが、かえってそれが鍛錬になって、風邪もひかなかった。 しかし、発作ははじまった。 そんなことをして、とうとう、その年はゴマ化し了せた。 それをただの、肉親愛のエゴイズムと言えば、それだけのことだが、僕は他人にくらべて、それほど肉親びいきではないつもりだ。 僕の気持ちとしては、各人がそれぐらいの才覚で軍拒否を表明して、国民運動にまでもっていってほしい存念だった。 「金子光春」 自分の息子を兵隊にとられないように、あれこれする父親。 国のいうことには逆らえないと思わずに、どんなことをしてでも、息子を戦争に行かせてなるものかという親としての思いに感動した。 明日は終戦記念日。 戦争を知らず生まれて古希過ぎぬ はるな ■ある大阪府・堺市民の戦中戦後■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.08.14 11:35:25
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