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2022.01.03
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カテゴリ:里山・歳時記
昼の雪漁村の正月(熊石町)

年始まわりでは、子方は必ず親方の家に行く。
服装は普段着でいい。
つめ切り湯として、6日に年が明けて始めての湯に入る。
七草では、七草を切りながら「唐との鳥と日本の鳥の渡らぬ先にに」と七草をたたく。
11日は「船魂、蔵開き」で、フナダマ、神様を船に乗せ、船上では鉦と太鼓をたたく。
独楽「つめ切り湯として、6日に年が明けて始めての湯に入る。」
これは、「七草爪(七種爪)」の儀式のことだろう。
七種爪とは
七草がゆを作る朝に、 残ったなずなを茶碗に入れ水に浸します。
この水に家族全員が指をいれ、爪を浸します。
その後、この年初めての爪切りをします。
これで、邪気を払うことが出来て、一年間風邪を引いたり病気になったりしません。
また、「七草爪」をやっておけば、一年中、日を選ばずに爪切りをすることが出来ます。
七日の日に、風呂に入ってから爪を切る風習のある地方もあるということです。

七種や 古きしきたり 爪を切る  天地 はるな
松の葉農村の正月(妹背牛町)
元日の朝は男が先に起きて若水を汲む。
「遅く起きると一年中起こされる」と言われ、家族全員が早く起きる。
富山県出身の家では戸主が豆幹(大豆)でストーブの火をつける。
石川県出身の家では先に火をつけておき、全員揃ってから豆幹(まめがら)を入れる例もある。
豆幹を使うのは、「今年のマメに暮らせますように」と「マメに働けますように」と願うからである。
富山県出身者は2日を「仕事始め」と称して、新年最初の仕事をし、主婦は洗濯などの家事をする。
7日には「七日正月の雑煮」と称した七草粥を作る。
お供えは一度に全部下げず、7日に仏壇、15日は神棚、25日は天神様というように供える場所によって下げる日が決まっていたという。
お供え餅若水のルール
若水を汲むのは元日ですが、特に誰にも会わないような早朝にできるだけ遠い場所へ汲みに行くのが重要です。
中には元日になったばかりの1月1日午前0時過ぎに、すぐ汲みにいく人もいるのだそうですよ。
汲み終わるまでは口を開いてはいけなくて、誰かと会った場合でも喋ってはいけません。

実際に汲む時に地域によって異なる唱える言葉を言いながら汲むのが、幸せを呼び込むと言われています。
汲みにいく井戸の場所は恵方(福を呼ぶ方角)にあるところが良い、
水道なら蛇口にしめ縄をかけておくのが良いなどさまざまなローカルルールがあるのが特徴です。

重箱
若水や流るゝうちに去年今年(こぞことし)  千代女

若水や三斗ばかりも墨すらん  尾崎紅葉

若水や瓶の底なる去年(こぞ)の水  正岡子規
みかん
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Last updated  2022.01.03 00:01:00
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