テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
かつてこんな日があっただろうか、この先、こんな日が二度とあるだろうか。 1924年、初夏のように暖かな3月の日曜日。 その日は、イギリス中のメイドが年に一度の里帰りを許される〈母の日〉。 けれどニヴン家で働く孤児院育ちのジェーンに帰る家はなかった。 そんな彼女のもとへ、秘密の関係を続ける近隣のシェリンガム家の跡継ぎであるポールから、「11時に正面玄関へ」という誘いが舞い込む。 幼馴染のエマとの結婚を控えるポールは、前祝いの昼食会への遅刻を決め込み、邸の寝室でジェーンと愛し合う。 やがてポールは昼食会へと向かい、ジェーンは一人、広大な無人の邸を一糸まとわぬ姿で探索する。 だが、ニヴン家に戻ったジェーンを、思わぬ知らせが待っていた。 今、小説家になったジェーンは振り返る。 彼女の人生を永遠に変えた1日のことを──。 英国名家の跡継ぎとメイドの秘密の恋を描いたラブストーリー。 原作は、ブッカー賞を受賞した作家グレアム・スウィフトの小説「マザリング・サンデー」。 主人公のジェーンを期待の新星オデッサ・ヤングが、相手役のポールをゴールデン・グローブ賞やエミー賞を受賞したジョシュ・オコナーが演じる。 監督は、カンヌ国際映画祭で高い評価を受けた『バハールの涙』のエヴァ・ユッソン。 きれいな映画だった。 いちいちあげるときりがないけど、 ★冒頭のお茶のシーンのティーセットは、ピンクで美しかった。 あんな素敵なティーセットを普段から使えたらどんなにいいだろう。 ★メイドの制服や私服もかわいい。 ★イギリスの田舎の風景がきれい。 ▲スワンホテル ★ポールは、「これからスワンホテルで昼食だ」と言っていたけれど、コッツワルズのスワンホテルだろうか? ★主人公、ジェーンは、自転車で田舎道をゆく。 途中、自転車を持ち上げて、囲いを乗り越えるシーンがあるが、あれはきっと、フットパスだと思う。 ■フットパスとは■ イギリスで発祥した「歩くことを楽しむための道」のことで、農村部を中心に、イギリス国内を網の目のように走っている公共の散歩道です。 長いものだと160kmも続くものもあります。 川や丘は当然ですが、農場や自宅の敷地内を通る道もあり、英国国民にフットパスを大切にする文化が醸成されています。 ▲■アシュフォードの戦争記念公園■ ★時代は1924年だが、第一次世界大戦の傷が残っている。 ジェーンが務めるニヴン家も、息子2人が戦死した。 ポールのセリンガム家の兄弟2人も戦死。 ポールの婚約者、エマも結婚する予定だった人が戦死した。 3家族全てに戦争の傷が残っている。 ▲■アシュフォードの戦争記念公園■ 緑に囲まれた美しい道路。 イギリスのいなかは美しい。 絵になる!! 眼福の映画だった。 ■バイブリー■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.28 11:36:04
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