テーマ:トリビア?(277)
カテゴリ:トリビア
とら年ですから、虎の話をしようと思う。
城には、「虎口」というところがある。 「小口」とも書く。 「虎口(ここう)」とよむ場合は、中世の戦場や陣地における危険な場所を意味する。 戦国末期には西日本を中心に枡形(ますがた)と呼ばれる虎口が現れた。 これは虎口の前面に方形の空間を設け、そこに門や口を2重に構えることで、攻撃側は枡形内部に侵入しても2番目の門に城内への侵入を阻まれ、枡形内部で守備側からの攻撃を全面に浴びることとなる。 (▲兵庫県・丹波篠山市の篠山城:堀の中の2つの小さな島状のものが虎口の発展形の馬出(うまだし)。) (▲車の後ろに土塁が見える。) 枡形とは別に東日本を中心に発展した虎口の形態が馬出(うまだし)である。 堀に面する虎口の外側に、弧状またはコの字型に土塁や石垣を積み、出入りできる部分を残して周りに堀を穿つとできる小規模な曲輪である。 これが大型化したものを馬出曲輪という。 大坂城に築かれた真田丸のように、出郭(でぐるわ)、出丸(でまる)には馬出曲輪の形状をしたものがある。 *写真はいずれも、■兵庫県丹波篠山市にある篠山城。■ ■とら年ですから:陽気に虎拳:とらとら■ ■とら年ですから:「山月記」の虎が表すものと国語の教科書問題■ ■とら年ですから:もしもトラがいなくなったら■ ■とら年ですから:虎の名前の植物■ ■とら年ですから:張り子の虎■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.03 00:27:03
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