テーマ:■雑学王■(728)
カテゴリ:トリビア
■鹿児島県に行った時、■青少年を「二才(にせ)」と「長老(おせ)」に分けていたと聞いた。 二才(にせ、15-25歳) 長老(おせ、おせんし=妻帯した先輩 24~25歳)という分け方だという。 「おせは鹿児島の方言です」とガイドさん。 「岡山でも言ってました」と私。 「おせ」という言葉は、「おとな」という意味で、鳥取、兵庫、愛媛、岡山でも使われているという。 ■「おせ」で始まる方言■ 「にせ」、「おせ」に共通する「せ」という言葉は「背」で、女性が自分の夫・恋人・兄弟などを親しんでよぶ語。 信濃路は 今の墾道 刈株に 足踏ましむな 沓はけわが背 という古い歌を高校時代に習った。 ■(読み方:しなぬじは いまのはりみち かりばねに あしむましむな くつはけわがせ) ■この歌の現代語訳は・・・ 「信濃路は、新しく開墾したばかりの道で、切り株を馬の足で踏ませてはいけませんよ、馬に靴を履かせなさい、我が夫よ。」 ■または・・・ 「信濃路は、新しく開墾したばかりの道で、切り株を馬の足でお踏みになってはいけません、靴をお履きください、我が夫よ。」 ところで、粋で勇み肌でさっぱりしているさま、また、その容姿や、そのような気風の若者を 「いなせ」という。 これも、魚のイナのような男という意味だと思っていたら違っていた。 江戸日本橋魚河岸(うおがし)の若者の間で流行した髪型に由来する。 その髪型は、魚のイナ(ボラの若魚)の背に似ていることから、「鯔背銀杏(いなせいちょう)」と呼ばれた。 そこから、魚河岸の若者(鯔背銀杏を結った若者)のように、粋で勇み肌の者を「いなせ」と呼ぶようになった。 私は、まだイナのような「背」=男性ということを信じているのだが・・・。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.08 00:04:39
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