テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
「知ってる話だと思うかもしれないが違う。別物さ…」 悲しみに暮れる木彫師ゼペットの心を癒すために、木で作られた操り人形に、魔法のように命が吹き込まれる。 人形はピノッキオと名付けられ、いたずら好きでわがままなピノッキオはこの世に居場所を求める冒険を繰り広げる。 ゼペットじいさんが作った木の人形が妖精の魔法によって動き出し、見世物になる物語。 19世紀の末にイタリアで書かれた原作は、あまりにも有名。 誰もが知っているクラシックの物語が、天才的クリエイターによって信じられないほど鮮やかに甦ることがある。 その瞬間を目撃するのは、映画ファンにとって大きな喜びだ。 次回のアカデミー賞でも受賞(長編アニメーション賞)の最有力になっている本作は、まさにその最高のサンプルだ。 嘘をつくと鼻が伸びてしまうピノッキオの特徴や、コオロギのキャラ、見世物小屋でのパフォーマンスなどが描かれつつ、まったく新しい物語に出会ったようなサプライズと感動が用意されている! ピノッキオの外見からして、シンプルな“木の人形”なので、これまでのイメージが一変。 そして新たな脚色のアイデアが絶妙。 ゼペットがなぜ木の人形を作ったのか。 背景となる第二次世界大戦が、どのようにピノッキオや周囲の運命に関係してくるのか。 さらに、あの有名な結末はどうなっているのか……。 デル・トロらしい、ややマニアックで怖い隠し味、ミュージカルとしての高揚感も含め、大人こそ没入してしまう可能性が大の本作。 “生きることとは何なのか”というテーマも物語に美しく溶け込み、忘れがたい後味に浸らせてくれる。 ヨーデルを歌うピノッキオは可愛い♪ 大人が見て感動する映画だった。 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』は、 あの有名なピノッキオのお話を、基本を守りながらも新たな解釈/エピソードを加えて映画化したもの。 今年度のアカデミー賞で長編アニメーション賞の最有力といわれるほど、大絶賛が集まっている。 ◆最終的なノミネーションは2023年1月24日に発表。 第95回アカデミー賞は同年3月12日に開催される。 第95回アカデミー賞の長編アニメ映画賞の選考対象となる作品が発表された。 その中で私が見た作品。 ★『バズ・ライトイヤー』 ★『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 ★湯浅政明監督の『犬王』、 全27作品から、アカデミー会員の投票により5作品に絞られる。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.12.09 00:28:42
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