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2022.12.19
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テーマ:■雑学王■(728)
カテゴリ:トリビア
●一休と虎
屏風の虎退治 
足利義満が一休に出した問題の一つ。
「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」と義満が訴えたところ、一休は「では捕まえますから虎を屏風絵から出して下さい」と切り返し、義満を感服させた。
 他にも一休さんのとんち話には、「このはし渡るべからず」というのがある。
桔梗屋が一休に出した問題の一つ。
店の前の橋を一休さんが渡ろうとすると、
「このはしわたるべからず(『この橋を渡るな』の意)」と書いてある。
しかし一休は、「この端(はし)渡るべからず」と切り返し、橋の真ん中を堂々と渡った。
後日談で、同じ問題に加えて「真ん中も歩いては駄目」と難題を出されたが、「橋に乗らねばよいのだろう」と敷物を敷いてその上を歩いて渡ってきた。

一休宗純が遺した言葉

*門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし

*釈迦といふ いたづらものが世にいでて おほくの人をまよはするかな

*秋風一夜百千年
(秋風のなかあなたと共にいる。
それは百年にも千年の歳月にも値するものだ)

*女をば 法の御蔵と 云うぞ実に 釈迦も達磨も ひょいひょいと生む

*世の中は起きて箱して(糞して)寝て食って後は死ぬるを待つばかりなり


*南無釈迦じゃ 娑婆じゃ地獄じゃ 苦じゃ楽じゃ どうじゃこうじゃと いうが愚かじゃ

*えりまきの 温かそうな 黒坊主 こいつの法が 天下一なり

(本願寺で行われた開祖親鸞の二百回遠忌に、他宗の僧侶としてはただ一人参拝し、山門の扉に貼り付けて帰った紙に書かれていた)

*分け登る 麓の道は多けれど 同じ高嶺の月こそ見れ
一休という名前は、
一休さん自身が残した
有ろじより 無ろじへ帰る 一休み 雨ふらば降れ 風ふかば吹け」という言葉から来たという。
実のところ、さまざまな解釈がある難解な内容らしいが、人はいずれ、有漏路(うろじ、煩悩の世)から無漏路(むろじ、悟り)に向かうのだから慌てるな、ということだろうか。

確かに死がやってくればすべては終わる。
慌てなくてもいつかは死ぬ。
さあて一休み、一休み。

でも、その一休さんが臨終の床で発したのは、「死にとうない」のひと言だったという。

今日は、19日ということで、「1」「9」・・・いきゅう・・・一休。
ということで、この記事をアップした。
とら年ですから:陽気に虎拳:とらとら
とら年ですから:虎拳「♪ とらとら」
とら年ですから:「山月記」の虎が表すものと国語の教科書問題
とら年ですから:もしもトラがいなくなったら
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とら年ですから:大坂・高麗橋の虎屋
とら年ですから:江戸時代の見世物と虎という字について
とら年ですから:白虎
とら年ですから:虎は死して皮を留め人は死して名を残す
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Last updated  2022.12.19 00:03:40
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