テーマ:■雑学王■(728)
カテゴリ:トリビア
■シーハイルの歌■
作詞:林柾次郎、作曲:鳥取春陽 1 岩木のおろしが 吹くなら吹けよ 山から山へと われらは走る きのうは梵珠嶺(ぼんじゅね) 今日また阿闍羅(あじゃら) けむり立てつつ おおシーハイル 私が子どもの頃流行った「シーハイルの歌」という歌。 好きだったけど、「ボンジュネ」、「アジャラ」、「シーハイル」ってなに??? これはスキーの歌だから、分からないと思って調べなかった。 けれど、調べてみようと思ったのは、昨年6月に東北の青森県、岩手県、秋田県を旅行した時。 ■2022年6月14日(火)■ 青森県・弘前市をガイドさんの案内で廻った。 良く晴れた日で、岩木山がすっきりと見えた。 この日は、青森県・弘前市から東北自動車道を通って秋田県に移動。 その途中、 「阿闍羅PA」と書いてあるパーキングエリアを通り過ぎた。 通り過ぎたのは、一瞬だったのが、その一瞬で、「シーハイルの歌」のことが半分以上分かった。 弘前市の岩木山は、 ♪岩木の颪(おろし)が吹くならふけよ。 そして、さっき通った「阿闍羅(あじゃら)PA」は、 ♪今日はまた阿闍羅(あじゃら)。 そうしたら、「梵珠嶺(ぼんじゅね)」という地名もこの辺にあるのでは、と地図を見ると、あった!! 梵珠山(ぼんじゅさん)は青森市と五所川原市に跨る標高468mの山。 東北地方に奈良時代仏教を布教した法相宗の道昭上人が釈迦三尊の文殊菩薩の文殊に因み、当時からまたはその後造語として「梵珠」と名付けたとされる。 梵とはブラフマンとも言われる宇宙の根本原理。 珠は数珠にも使われる文字で丸い玉を意味する。 そして、 「シーハイル」とは、ドイツ語の 「Schi Helli」、「スキー、万歳!」、スキーヤーの挨拶言葉なんだそうだ。 60年以上謎だった歌詞の意味が分かった、。 「釈迦内」という地名もあった。 阿闍羅(あじゃら)という名の由来には、諸説があり、阿遮羅(あしゃら=不動明王)、阿婆羅(あばら=五輪塔)、阿闍梨(あじゃり=修行を積んだ僧)、さらに聖徳太子が宮殿内に大日如来・不動尊・聖観音の三尊を祀り、阿闍羅不動と称したことなどです。 ドイツのヒットラーに敬礼する時、「ハイルヒットラー」というが、あれは「ヒットラー万歳!」という意味だったのだ。 今頃、青森県では、スキー客が「シーハイル」と言い合っているのだろうか。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.07 20:58:40
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