テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
欲しいのは、胸の高鳴り。 イギリスのウェールズにある小さな村で主婦のジャンは夫と2人で暮らしていた。 馬主経験を持つハワードの話を聞いた彼女は、村のみんなに共同で競走馬の馬主になることを提案。 約20人の馬主組合を作った彼らは、「ドリームアライアンス」と名前を付け育てることに。 彼らの夢や希望を背負うドリームアライアンスは奇跡的にレースを勝ち進み、馬主組合に新たな希望をもたらしていく。 実在する競走馬と育て主の主婦の実話を基にしたハートウォーミングストーリー。 ドラマ「HEARTSTOPPER ハートストッパー」のユーロス・リンがメガホンをとり、『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレットが主人公のジャンを演じた。 ジャンが馬を育てるきっかけとなる夫ハワードを『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のダミアン・ルイスが演じる。 馬主組合をつくるとき、彼らが確認したのは「決して儲けようとしないこと」。 儲けではなく、「胸の高鳴り(ウェールズ語でホウィル)」を求めて結成した。 変化のない日常の中でワクワクするものがあることは、人生を諦めかけていた大人たちにとって、プライスレスな生き甲斐となっていく。 イマドキな言い方をすると、それは「推しのいる生活」。 ドリームアライランスの快進撃は、彼らに再びチャンスとチャレンジをもたらし、人生が輝き始める。 その後の大きな挫折を経てから訪れる、ラスト20分の疾走感溢れる大逆転劇に「胸の高鳴り」がとまらない。 ドリームアライアンス(夢の同盟)の名の通りの馬の夢のような、しかし実話に基づいた作品。 主人公・ジャンが、たまたま聞いた馬主という面白い世界の話に触発されて、 思い立って自力で300ポンドの牝馬を購入。 夫の手を借りて厩舎を作り、仔馬を産ませる。 その馬を競走馬に村の人で育てようと提案する。 競走馬を育てるには、餌代の他に、飼育員に預けて、それなりに教育しなければならないって初めて知った。 そのためにかかる費用を村の有志で集めようというものだ。 主催者ジャンの暮らしは、スーパーマーケットでのパート、両親の介護、何事にも無関心な夫に明け暮れるだけの毎日。 そんな彼女が、自分で生きがいを見つけ、それを村の人達と共有する物語は、痛快でもある。 NHKの■映画で見つめる世界のいま■で紹介された。 初回放送日: 2022年12月27日 【映画で見つめる世界のいま】今回は逆境の中で大きな挑戦をした人たちを描いた2作品。 経済が破綻したジンバブエから南アフリカに難民として逃れた4人がワインのテイスティング世界選手権に挑むドキュメンタリー■「チーム・ジンバブエのソムリエたち」。■ 英ウェールズで単調な日々を送る女性が競走馬のオーナーとなり最高峰のレースに挑戦する「ドリーム・ホース」です。 千葉大学特任教授の藤原帰一さんとお伝えします。 それよりも早く、この映画があることは知っていたけれど、NHKの映画紹介で、絶対に行こうと思った。 ■ウエールズの言語■ 現在のウェールズでは、ウェールズ語は英語と並んで公用語とされる。 道路標識や公文書は、2カ国語で表記されている。 例えば、イングランドから鉄道または自動車でウェールズに入ると、国境付近に設置された看板には、2か国語で『Welcome to Wales』『Croeso i Cymru』(クロイソ イ カムリ)と書いてある。 ■スコットランド■ スコットランドには、国旗がある。 国歌がある。国の花がある。 そしてスコットランド発行のお札まである!!! にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.11 00:05:10
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