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カテゴリ:映画
1931年、ナチズムが台頭してきたベルリン。 アメリカ人のサリー(ライザ・ミネリ)は、毎晩小さなキャバレー「キットカット・クラブ」で唄い、いつかスターになる日を夢見ていた。 ある日、ロンドンからやって来たブライアン(マイケル・ヨーク)がアパートの隣の部屋に越してくる。 自由奔放な性格のサリーとは反対に、博士号を取得するまでの間、英語を教えて生計を立てようとしていた真面目なブライアン―二人はいつしか愛し合うようになる―。 「ピピン」「シカゴ」など、ブロードウェイ・ミュージカルの演出家、振付師として名高かったボブ・フォッシーが、映画監督として初の大成功を収めたミュージカル・ドラマ。 アカデミー賞では、フォッシーの監督賞、主題歌「キャバレー」を熱唱したライザ・ミネリの主演女優賞、ジョエル・グレイの助演男優賞ほか8部門を受賞した。 主役のライザ・ミネリの 父親は、ミュージカル映画「恋の手ほどき」でアカデミー賞・監督賞を受賞。 母親は、ミュージカル映画「オズの魔法使い」の主人公を演じたジュディ・ガーランド。 という大物二世。 この役は、ライザ・ミネリは一世一代の当たり役で、劇中人物というより本人自身としか思えないほどぴったり。 昔は、「キャバレー」と言えは、ライザ・ミネリ。 ライザ・ミナリといえば「キャバレー」といっていたくらい彼女の当たり役だった。 しかし一番印象に残るのは不気味なメイクを施した舞台のMCという役をこなす、芸達者のジョエル・グレイだった。 自身がゲイというのもその仕種に現れており、細かい表現が本当に巧い脇役だった。 ■狂言回しのジョエル・グレイ。■ 白塗りの顔に派手なメーク、そしてホワイトタイに燕尾服。 まさにワイマール時代のキャバレー司会者のスタイルそのものです。 彼のナンバーは、下ネタに時事風刺が散りばめられ、一種独特のアンダーグラウンド感を醸し出します。 むろん、「Money」でのライザ・ミネリとのアクロバティックなパフォーマンスも見事です。 時代は1931年。 出演者の名前の文字がアールデコで好き。 ライザ・ミネリの舞台衣装もアールデコだった。 ■動画:「キャバレー」より「Money」■ ナチスという嵐の前に生まれた、乱痴気騒ぎと愛の悲劇を描いた作品です。 ■1931年のベルリン場末キャバレー司会者MC役で素晴らしい演技を見せたジョエル・グレイ■ 本来はダンスやコメディショーなどパフォーマンスをする舞台のあるレストランやナイトクラブのことである。 語源はオランダの「カブレット」と同じフランス語圏内のピカール方言である「カンブレット」と諸説あり、はっきりしていない。 当初は「小部屋」と意味合いで使用されていたが、その小部屋で酒がよく飲まれていたことから、 居酒屋の意味するものに変わっていく。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.17 12:08:47
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