テーマ:■雑学王■(728)
カテゴリ:トリビア
ぴょんぴょこ兎が、えっさっさ、 郵便はいだつ、えっさっさ、 唐黍(とうきび)畑を、 えっさっさ 向日葵(ひまわり)垣根を えっさっさ 両手をふりふり、えっさっさ 傍目もふらずに、えっさっさ 「電報」「電報」 えっさっさ 北原白秋 私は、これを文字通りなつかしみつつ読んだが、「郵便はいだつ」とあるのに驚いた。(以下略) (大正十年のアルス刊の初版本)山田俊雄著 これを読んで、私は、はっと気がついた。 「洗濯」を「せんだく」というのを聞いたことがある。 それも一人ではなく・・・。 それで調べてみた。 「洗濯」が「せんだく」になっている点にも注目していただきたい。 「洗濯」は古くは「せんだく」と濁って発音されていた。 日本イエズス会がキリシタン宣教師の日本語修得のために刊行した辞書『日葡辞書(にっぽじしょ)』(1603~04)にも、「センダク」のほうが「センタク」よりも良い言い方であると記されている。 ■連濁(れんだく)とは、■ 二つの語が結びついて一語になる(複合語)際に、後ろの語(後部要素)の語頭の清音が濁音に変化する、日本語における連音現象をいう。 「ときどき」「いけばな」などがその例である。 「配達」を「はいだつ」、「洗濯」を「せんだく」というのは、連濁だったのか? にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.21 00:03:13
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