テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
人生を賭けた逃避劇。 行き着く先は、天国か地獄か?! 自堕落な日々を過ごしているフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷太輔)は、5年間同棲している恋人・里美(前田敦子)と些細なことで言い合いになり、話し合うこともせずに家を飛び出す。 その夜から、同郷の幼なじみで親友の伸二(中尾明慶)、大学の先輩でバイト仲間の田村(毎熊克哉)、大学の後輩で映画の助監督をしている加藤(野村周平)、東京で暮らす姉・香(香里奈)のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場を逃げ出すことを繰り返す。 ついには母・智子(原田美枝子)が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へたどり着くが、母とも気まずくなり、雪の降る街へ出ていく。 最果ての地で行き場を無くして途方に暮れる裕一は、かつて家族から逃げて行った父・浩二(豊川悦司)と10年ぶりに再会する。 父の家に誘われた裕一は、スマホの電源を切り、すべての人間関係を断つのだが……。 平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。 本当にいい映画だった。 主人公の菅原裕一(藤ヶ谷太輔)のくずっぷりがよく描かれている。 30歳を過ぎているのに、 ★自分の部屋がない。 彼女に頼っている。 頼っていても自分の出来ることがあればやるなら、許せるが、働かず浮気さえするクズ。 ★バイト。 30歳を過ぎてバイトって辛い。 しかもそのバイトもサボりがちって働くこと真剣に考えていない。 母親に送金させている。 ★時間の使い方。 人のうちにいても、夜遅くまでテレビを見て、 朝、遅くまで寝ている。 ★変にプライドが高い。 まったくのクズのくせに注意されると逃げる。 お金がないから人の家に泊まるのに姉の家では、お金をあげるといわれると 「お金が目的で来たのではない」と言って出ていく。 意見されそうな人の電話には出ない。 主人公・菅原裕一(藤ヶ谷太輔)が逃げるたびに舞台が変わるっていう感じで舞台にピッタリと思っていたら 舞台が先だったらしい。 先輩の部屋に貼ってあったブエノスアイレスのポスター、 インスタントな娯楽としてのテレビ、常に垂れ流されてるバラエティ番組の音。 深夜のファミレス、お正月の東京、冬の西日、30を過ぎても着てるダッフルコートのシルエット。 細かい部分からも、すごく伝わってくるものがあって、痛かった。 主人公の藤ヶ谷太輔くんはじめ、役者陣皆さん素晴らしかったです。 東京から北海道の苫小牧に帰るというから飛行機かと思いきや、バスで仙台に行って、仙台港からフェリーに乗って苫小牧に帰っていた!! そういうルートもあるのかとビックリ!! にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.02.02 00:09:20
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