テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
リベロ爺さんがくれた幸せのブックリスト イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。 訪れる風変りな客たちを温かく迎え入れるリベロの店は街のちょっとしたオアシス的な存在でもある。 ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛けたリベロは、好奇心旺盛なエシエンに、コミックから児童文学、中編小説、長編大作、さらに専門書まで次々と店の本を貸し与えていく。 エシエンから感想を聞きながら、様々な知識やものの見方や考え方など、リベロはジャンルを超えて叡智を授ける。 そしてイタリア語で「自由(Libero)」を意味する自身の名の通り、エシエンに自由であること、誰もが幸せになる権利を持つことを伝えていくのだった。 イタリアの小さな古書店の老人とアフリカ移民の少年が、年齢や国籍の違いを超えて、「本」を通して交流し、次第に友情で結ばれていくハートウォーミング・ストーリー。 “イタリアの最も美しい村”のひとつ、チヴィテッラ・デル・トロントの絶景や、古書店に集まってくるユーモラスで個性あふれる人々、繰り返される日々の暮らし、小さな幸福が観る者の心に染みわたる。 古書店主のリベロ役には「フォードvsフェラーリ」「我が名はヴェンデッタ」の大ベテラン、レモ・ジローネ。 読書の素晴らしさに目覚めていく少年エシエンには映画初出演のディディー・ローレンツ・チュンブ。 リベロ爺さんが少年に提示する「ブックリスト」は、全世界の少年少女のみならず、大人たちに向けても、人生を豊かにするヒントを与えてくれる。 ユニセフ・イタリア共同製作。 舞台になった町が良かった。 道の脇のあちこちにベンチが置いてあって、疲れたら休むようになっている。 また丘の上にある町だから絶景。 古本屋どころか本屋も町から消えていく昨今だけれど、 近くに本のことについて詳しい店主がいる古本屋があれば、入りびたるだろうなと思う。 本屋の主、リベロが少年に貸す本のリストは以下の通り。 「イソップ物語」 世界中で親しまれている『イソップ物語』は大人にとっても、じつに深い教訓が隠されている。 七十一の物語から、仕事や家族、人間関係など「どうすれば幸せになれるか」という人生の難題の答えが浮かび上がる。 「白鯨」 「モービィ・ディックだ!」-エイハブ船長の高揚した叫び声がとどろきわたった。 執拗に追い続けてきたあの白い巨大な鯨が、ついに姿を現わしたのだ。 恐るべき海獣との壮絶な「死闘劇」がいよいよ始まる。 アメリカ文学が誇る叙事詩的巨編。 「ピノッキオの冒険」 ことばをしゃべる木から人形を作ったジェッペットじいさんは,それにピノッキオと名づけて子どものようにかわいがります。 やがてピノッキオは広い世界に旅に出ます…。 イタリアの代表作として100年以上にわたり世界中の子どもたちに親しまれてきた,木のあやつり人形ピノッキオの物語。 「星の王子様」 「大切なものは、目に見えない (Le plus important est invisible)」を初めとした本作の言葉は、生命・愛とは何かといった、人生の重要な問題に答える指針として広く知られている。 この作品の元になったと思われる、1935年のリビア砂漠での飛行機墜落事故の体験は、サン=テグジュペリによる随筆集『人間の土地』で語られている。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.16 00:14:05
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|