テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
町内イチの嫌われ者。 だけど・・・好きにならずにいられない。 いつもご機嫌斜めなオットーは、曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人間には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい男。 それが〈オットーという男〉。 そんな彼が人知れず抱えていた孤独。 仕事もなくし、最愛の妻にも先立たれたオットーは、妻の後を追って自らの人生にピリオドを打とうとする。 しかし、向かいの家に引っ越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。 それも、一度じゃなく二度、三度も…。 世間知らずだけど、とにかく陽気で人なつっこく、お節介者の奥さんのマリソルは厳格なオットーとは真逆な性格。 苦手な車の運転や、小さい娘たちの子守を頼んでくる。 この迷惑一家の出現により“自ら人生をあきらめようとしていた男“の人生は一変していく―― 名優トム・ハンクスが演じるのは嫌われ者の頑固爺さん。 ルールを守らない人たちに腹を立ていつも不機嫌なオットーという男の人生が、向かいに越してきた一家によって変わっていく――。 自分とは正反対な家族に振りまわされながらも、その触れあいを通して もう一度生きる希望を見つけていく様を、ユーモアあり、涙ありで描いた感動作。 ■監督は「プーと大人になった僕」のマーク・フォスター。■ 原作は世界的ベストセラーとなったスウェーデンの小説。 ■「幸せなひとりぼっち」というタイトルで映画化もされ、■アカデミー賞の外国語映画賞にノミネート。 この作品に魅せられたトム・ハンクスがプロデューサーにも名を連らね、ハリウッドでリメイク。 オットーの喜怒哀楽、心の変化を演じたトムの見事な演技に誰もが心を揺さぶられ、オットーという男を愛してしまうに違いない。 以下、「幸せなひとりぼっち」で書いたこと。 幼い頃母を亡くし、若くして父を亡くしたオットー。 そんな淋しい彼の心の支えだった妻が死んだ。 彼は生きる気力をなくした。 嫌われ者になったのは、誰からも愛されない、愛せないということが人生の長い間を占めていたから。 子どもの頃、誰にも守られずに育つと「私」という概念が育ちにくく感情のコントロールが苦手になることもあるというが、 彼の場合、そうなってしまった。 だから、周りに対して、イライラし、怒ってばかりいる。 彼は、車の運転もうまいし、電気関係も明るい。 家の修理なんてお手の物だ。 彼に、コミュニケーション能力さえあれば、もう少し楽しい老後になっただろう。 ジャワ原人とか、北京原人、クロマニヨン人など19もいた原人の中で ■ホモサピエンスが生き残った■のは、 より複雑な、言葉が喋れるという骨格だったからだという。 ホモサピエンスは、自分の得た知識を言葉というツールで、他の仲間の知らせることが出来た。 つまり、コミュニケーション力が高かったから、生き延びることができたのだ。 このように、コミュニケーション力は、大切なことなのだ。 今、親がいても、やがていなくなる。 子どもがいても、やがては巣立っていく。 連れ合いも、いつかは別れが来る・・・。 一人暮らしの老人は、これから益々増えるだろう。 そんな時に、必要なのは、コミュニケーション能力だ。 そして、相手を思う気持ちだ。 それがあれば、ひとりでも、何とかなるのではと思っている。 まあ、そのためには、少しでも誰かの役に立っているという自負と 愛されているという自信が必要だと思う。 トム・ハンクスの映画の中で、一番好きなのが、「ユー・ガット・メイル」 ニューヨークを舞台にしたオシャレなロマンティック・コメディ。 ニューヨークに行った時、舞台になったカフェに行った。 ■気分はメグ・ライアン「カフェ・ラロ」でうっとり■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.18 00:07:34
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