テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
誰だって、ひとりは寂しい。 高齢者の生き方に正解はあるのか 若者の未来はただの絵空事ではないのか みんな寂しい、だから“ファミリー”が必要だった 佐々木マナ(岡本玲)ら若者たちが設立した “茶飲友達(ティー・フレンド)”は、新聞の三行広告に「茶飲友達、募集。」と掲載し、集まってきた男たちの元に高齢女性を派遣する高齢者専門の売春クラブだった。 “ティー・フレンド”で働く通称“ティー・ガール”として、介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存する女性、いつまでもチヤホヤされたい女性、最期を楽しんで終わりたいと願う女性らが在籍。 そんな“ティー・ガール”たちとの時間を、様々な事情を抱えた男性顧客が買っていった。 マナは一人でも多くの孤独な老人を救いたいと考え、シニア世代の影の部分のセーフティネットのような役割を担うように。 “ティー・フレンド”を運営する若者たちも、ある者は親との絆を信じられず、ある者は両親の事業失敗をきっかけに挑戦することに臆病になり、またある者は妊娠しても子供が産めない環境に苦しむなど、閉塞感を抱えて生きていた。 そんなままならぬ思いを抱える若者や高齢者をファミリーと呼んで一つに束ね、大事にしていくマナ。 そんなある日、高齢者施設に住む老人から茶飲友達が欲しいという救いを求める連絡が入り……。 「ソワレ」の外山文治監督による、2013年に高齢者売春クラブが摘発された事件を基にした群像劇。 マナは高齢者専門の売春クラブ“茶飲友達(ティー・フレンド)”を設立。 様々な事情を抱えるコールガールや組織を運営する若者らと家族のような絆を結ぶが……。 ENBUゼミナールによる劇場映画製作企画『シネマプロジェクト』第10弾。 高齢者の孤独に寄り添いながら自身も心に寂しさを抱える佐々木マナを演じた岡本玲をはじめ、33名がワークショップオーディションより選抜され出演し、社会の閉塞感や寂しさを抱えた者たちの姿を描く。 お金儲けがしたい若者と生きがいが欲しい高齢者が “茶飲友達(ティー・フレンド)”で「働く」。 代表のマナの下、お互いに満足していた。 ある事件が起きるまでは・・・。 「わかば」さんが相手をしていた男性が、わかばさんがシャワーを浴びている間に自殺。 気が付いた時、なぜわかばさんは、高齢男性を放置したのか。 怖くなったのなら、若いマネージャーに言えばなんとかしてくれたのに・・・。 そんなわかばさんを責める、若者と“ティー・ガール”たち。 一目散に逃げる若者とかかわりになりたくないと逃げる“ティー・ガール”たち。 さびしくて自殺を考えていたわかばさんもマナに毒づく。 助けてもらったのに・・・。 「みんな寂しい、だから“ファミリー”が必要だった」はずなのに上手くいっている時だけの家族ごっこは、背筋が寒い・・・。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.23 00:02:27
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