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■3月24日(金)-1 名古屋の観光名所の1つである熱田神宮。 境内は、昔から雲見山・蓬莱島の名で知られ、大都会の中にありながら静寂で、市民の心のオアシスとして親しまれております。 面積約19万平方メートル(約6万坪)、飛地境内地をあわせると約29万平方メートル(約9万坪)にのぼります。 神苑の樹木はクス・ケヤキ・カシ・シイ・ムク・イチョウ・クロガネモチ等が良く育ち、 ことにクスは巨木が多く、樹令千年前後と推定されるものが数本あります。 有名な木には、花が咲いても実のならない「ならずの梅」、茶人の愛好する「太郎庵椿」、弘法大師お手植と伝える「大楠」などがあります。 西行(1118-1190年)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の代表的な歌人です。 諸国を巡る旅に出て、多くの和歌を残しており、同時に、色々な伝承を各地に残しています。 熱田神宮にも有名な逸話があります。 西行と二十五丁橋。 名古屋地方の座敷歌で、幕末ごろから歌われ、明治中ごろに流行したとされる名古屋甚句に、西行と二十五丁橋が登場します。 宮の熱田の 二十五丁橋で西行法師が腰をかけ作ったという歌がある。 ■名古屋甚句■ 【前唄】 ○アーエ恋のヤー こいのこいの鯉の滝昇りゃ 何と言うて登るエー 山をヤー 川にしょうと コリャ 言うて登るエー ○アーエさらばヤー これから甚句を変えてエー 今のヤー 流行のストトコ節でも エー 聞いておくれエー 【本唄】 ○アーエ宮の熱田の 二十五丁橋でエー アー西行法師が腰をかけ 東西南北見渡して これほど涼しいこの宮を 誰が熱田とヨーホホ アー名を付けたエー トコドッコイドッコイショ ●甚句は、歌詞が7、7、7、5で1コーラスを構成する、日本の伝統的な歌謡形式のこと。 ■西行戻し■ 各地に伝えられる西行の逸話には、現地の人たちにやりこめられて退散する、というパターンがあり、「西行戻し」と呼ばれるそうです。 熱田神宮にも「西行戻し」の逸話があります。 「これほど涼しいこの宮を誰が熱田と名を付けた」 と西行がうたうと、白衣を着た人が出てきて、 「西行よ、東へ行くのになぜ西行と名乗ったのだろうか」 と逆にやりこめられ、大明神の返答にちがいない、と退散した、というのが熱田神宮の「西行戻し」です。 ●二十五丁橋● 二十五丁橋は、享禄年間の古図(1528年-1531年)にも描かれており、それなりに古いようですが、実際に西行の時代にあったかは不明です。 永禄3年(1560)、織田信長は桶狭間の戦い出陣の際、熱田神宮に願文を奏して大勝した。 信長は御礼として 土と石灰を油で練り固め、瓦を厚く積み重ねて作られてた、全長400mの塀を作った。 日本三大土塀の一つとして知られている。 広大な敷地にある神社だが、戦災にあったので、文化財としての価値は認められていない。 庭の池には亀の形をした石があって、その上で本物の亀がのんびりと甲羅干ししていた。 (⌒∇⌒) 午後から、名古屋城へ。 ■愛知県・名古屋市・有松■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2023.04.09 12:21:44
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