テーマ:■大阪探検■(691)
カテゴリ:里山・歳時記
▲(反橋(そりばし):住吉神社の象徴。水面に映る様子から太鼓橋とよばれている。) 俳句仲間と住吉神社へ御田植(おたうえ)神事を見に行った。 住吉神社は、全国に2300社ある住吉神社の総本山で摂津の国の一の宮。 地元では、「すみよっさん」と呼ばれ、年の初めには200万人以上の人が参拝に訪れる。 古くは遣唐使が唐に渡る時、必ず住吉神社に寄ったという記録がある。 ▲住吉神社といえば、反り橋。▼ 1800年もの歴史がある住吉大社で、古くから伝わる御田植(おたうえ)神事が6月14日に行われた。 まず、田んぼの周りを、兜をかぶった武士や大名行列の奴など延々と行列が続く。 100人以上いたのではと思う。 行列の一番前を歩くのは▲太田主(おおたぬし)。奉耕者の長。 「御田講(おんだこう)」の責任者。 ▲供奴(ともやっこ)の行列。 神事の行列を先払いを努め、行列の格式や威厳を高める意味がある。 調子をとりながら、沿道を練り歩き掛け声を合わせて独特の動作「奴ぶり」を行う。 ●供奴の掛声● ♪ひーさーい(お久しぶりです) ♪ひゃーたまえ(いやぁ、おめでたいなぁ) ♪ひゅーとー(いやぁ、お国入り、お国入り) (▲緑の笠をかぶった植女(うえめ)8名の行列) 神事は神前より授かった早苗を植女から替植女に渡されると、田植えが始まります。 その間に舞台や畔では、田舞・神田代舞・風流武者行事・棒打合戦・田植踊・住吉踊といった芸能が催されます。 ▲田植えの間、御稔女(みとしめ)とよばれる女性が「神田代舞(みとしろまい)」を踊る。 雨乞いをする龍神の舞である。 ♪早乙女が下りたつ御田(みた)のさいさいと ささら波よる 水のゆたけさ 地元の小中学生も「ご奉仕」して盛大な神事となった。 ほら貝などの鳴り物入り。 住吉大社の御田植神事は規模が大きく代表的なものであるとされ、「住吉の御田植」として国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、芸能は国の選択無形民俗文化財に選択されています。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.17 08:53:09
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