テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
なにがあっても、生きる。 1939年1月、ウクライナのイバノフランコフスク(当時はポーランド領スタニスワヴフ)で 偶然、ウクライナ、ユダヤ、ポーランドの3家族が同じ屋根の下で暮らすことになる。 歌が得意なウクライナ人の娘ヤロスラワが歌う、 ウクライナの民謡「シェドリック」=「キャロル・オブ・ザ・ベル」を通して互いに交流が始まるが、まもなく第2次大戦が開戦する。 ナチス・ドイツの侵攻やソ連によって次々に占領され、 ポーランド人とユダヤ人の両親たちは連行されてしまう。 ウクライナ人の母であり歌の先生でもあるソフィアは、残されたポーランド人の娘テレサ、 ユダヤ人の娘ディナを、自分の娘ヤロスラワと分け隔てなく守り通し、生き抜くことを誓う。 第2次世界大戦下、ソ連やドイツ・ナチスにより占領され続けたある地方で 、同じアパートに住んでいたウクライナ人、ユダヤ人、ポーランド人の3家族の民族を超えた愛と、ウクライナの歌<キャロル・オブ・ザベル>に込められた希望を描くヒューマン・ドラマ。 クリスマスキャロルとして有名な<キャロル・オブ・ザ・ベル>は、 ウクライナで古くから歌い継がれている民謡<シェドリック>を編曲したもので、 映画「ホーム・アローン」(90)内で歌われて世界中で知られるようになった。 この歌は「ウクライナ語、ウクライナ文化が存在している」という明確な証として今も歌い継がれている。 現在もキーウに住み、子どもを持つ母親でもあるオレシア・モルグレッツ=イサイェンコ監督が、2022年のロシアのウクライナ侵攻より前に、本作を作り上げた。 ★歌が上手いウクライナ人の家の女の子を演じるポリナ・グロモヴァは、2011年、ウクライナ・キーウ生まれ。 ロシアによるウクライナの本格的な侵略が始まって以来、ポーランド・ワルシャワへ避難している。 最後はソ連の悪行が描かれるあたり、昨今の政情を反映しているのかと思ったが、既に2021年には撮り終えていたそうで、ロシアのウクライナ侵略を意識して撮ったとかではないそうだ。 ■ここに歌のシーンあり■ 映画の中で小さな女の子が歌うのは、少年合唱団が歌うのとちょっと違う。 映画の方が、ウクライナ民謡的な内容だった。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.14 13:14:54
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|