カテゴリ:里山・歳時記
それを初児の祝いとして宅内に飾る。 北海道には香川県を初めとして四国地方から多くの人が移住しているが、その一つである洞爺村には、八月の午の日、あるいは旧暦八月朔日に、男の子の祝いとして、団子で作った馬(団子馬)を親類の伯父たちが甥に贈るという、特徴ある母村の習わしが伝承されている。 団子馬は、馬の骨格になる部分を木片と針金などで先に作り、米粉の団子をくっつけて馬の形に仕上げる。 それに用いた米は、うるち米ともち米を合わせて八斗ほどといわれ、麻布で尾とたてがみを作り、女物の絞りの帯揚げや子供の三尺帯を馬の口から手綱のように飾ると、今にも走り出しそうな見事な立ち馬ができる。 近畿地方一帯では、八朔は昼寝の終日、夜なべの初日とされている。 八朔の苦餅といって牡丹餅を奉公人に食べさせるところもあり、この日からいよいよ夜なべが始まるかららしい。 またこの日を一名鬼節句という。 ■*しんこ細工とは*■ 各種のだんご,鶴の子餅,寿甘(すあま),切りザンショウ,ういろう,柏餅,草餅,薯蕷(しよよ)まんじゅう,塩せんべいなど,和菓子の材料として広く用いられる。 新粉を水でこねて蒸し,それをついたものが新粉餅で,これでさまざまな物の形をつくるのが新粉細工である。 新粉餅で馬の形をつくったものと思われる〈しんこ馬〉の語が《毛吹草》(1638)に見え,こうしたものから新粉細工ははじまったのであろう。 ●30年ほど前、古老に八朔の話を聞いた。 当時は一か月遅れの9月1日を八朔としていたという。 神社の境内に店が出て賑やかで子どもにとって、楽しい日だったそうだ。 ■18日間北海道ドライブ旅行■ ■北海道歳時記:秋の彼岸■ ■北海道歳時記:秋じまい・庭じまい■ ■北海道歳時記:餅つき■ ■北海道歳時記:節分、豆占い■ ■北海道歳時記:ひなまつり■ ■北海道歳時記:半夏生(はんげしょう)■ ■北海道歳時記:北海道の七夕■ ■北海道歳時記:竹細工■ ■北海道歳時記:盆踊り■ ■北海道歳時記:節分ヤイカガシ■ ■北海道歳時記:雛祭■ ■北海道歳時記:雛おくり■ ■北海道歳時記:八十八夜■ ■北海道歳時記:ローソクもらい■ ■北海道歳時記:お九日(くにち)■ ■北海道歳時記:ふいご祭■ ■北海道歳時記:漁村の正月、農村の正月■ ■北海道歳時記:節分・鬼やらいと厄払い■ ■北海道歳時記:歯固め■ ■北海道歳時記:正月と主な行事■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2023.08.01 00:10:13
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