6678555 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おしゃれ手紙

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2023.08.07
XML
カテゴリ:映画
帰れない山

心に降り積もった雪は溶け、人生となる。

都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、 野性味たっぷりのブルーノに出会う。
まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。
やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。
時は流れ、 父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…
 世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞に輝いた同名の国際的ベストセラー小説が、待望の映画化。
『オーバー・ザ・ブルースカイ』の監督&脚本家が共同監督し、山と対峙して己と向き合い未来を見つめる青年たちの、かけがえのない友情と魂の交流を丹念に紡ぎ出した。
ルカ・マリネッリ&アレッサンドロ・ボルギ、イタリア映画界屈指の実力派俳優豪華競演。
北イタリア、モンテ・ローザ山麓のアオスタ渓谷を中心に、トリノ、ヒマラヤ山脈で撮影を敢行。
パルム・ドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスによる圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな四季の自然と友情、葛藤しながら2人がそれぞれの道を発見してゆく様を映し出す、揺さぶられるほど懐かしく切ない一大抒情詩が誕生した。

●映画メモ●
★ピエトロ: ルカ・マリネッリ(ピエトロ役)
映画『マーティン・エデン』(2019)では、第76回ヴェネツィア国際映画祭で見事男優賞に輝いた。
イタリア語、スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語の5か国語を使いこなすマルチリンガル。
『マーティン・エデン』■を映画で見た時、「マーティン・エデン役のルカ・マリネッリの顔立ちは、魅力的!!」と記している。
★主役・ピエトロの親友・ブルーノは、小さい頃から牛飼をして山の村で暮らしている。
山を熟知している彼は、「山の民」。
しかし、一人暮らしであれば、やっていける山暮らしも結婚し、子どもが生まれるとそうはいかない。
自給自足で暮らせない、現金がいるのだ。
 昔は、みんな自給自足で暮らせていたのに・・・。
日本でも、米を作り、山で燃料やキノコを採って何百年も暮らしていたが、80年ほど前から自給自足では暮らせなくなった。
自分で家を建て、牛を飼いチーズを作る、
山の民のようなブルーノは、生まれてくるのが遅すぎたのだ。
★ブルーノにとって「自然」という言葉はない。
そこは、湖であり牧場であり、岩場であり、林、森・・・。
★自然ととも暮らす人を映画の中で「山の民」と言っている。
日本の「山の民」ってアイヌではないかと思った。
アイヌの人々は「自然や身のまわりのものに神様がいる」と捉える。
そのため、彼らにとってモノを使うことや狩猟や採集で食材を得ることは「神様の持ち物の一部をおすそ分けしてもらっている」ような感覚なのだという。
彼らは、普段から資源をとりすぎないよう細心の注意を払っており、狩猟や採集で得た魚や樹木は、皮まで衣服や靴に利用するなどして余すことなく使ってきた。
必要以上に木を切ることがなかったので、明治以前の北海道は全道の9割が森林地帯だったと言われている。
★山の民の世界はいまだに神秘に満ちている。
水も空気も風も、山の中では平地とはまったく異なる相貌を見せ、
山の民はそういう元素とともに生きている。
たどり着こうとしてたどり着けない山の民の世界。
中沢新一(人類学者)

 なによりも、山々の美しさに圧倒された。
・・・・・・・・・・・・・・・・
バナー ボタン

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.08.07 00:07:25
コメント(0) | コメントを書く


PR

Recent Posts

Category

Archives

Favorite Blog

★☆ 1日断食。自分… New! sunkyuさん

コーちゃんの誕生会 New! はんらさん

キャプテン・アメリ… New! ジャスティン・ヒーハーフーさん

40代ファッション*… New! maya502さん

「刀伊入寇~藤原隆… New! 七詩さん

Freepage List

Comments

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X