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カテゴリ:国内旅行
■2023.5.26-2 松山城の城山の麓に美しく目を引く洋館がある。 萬・よろずの、翠・みどりの、荘・やかた、萬翠荘(ばんすいそう)と名づけられたこの邸宅は、 大正11年(1922年)に旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨(ひさまつ さだこと)伯爵が別邸として建築したものである。 萬翠荘は、「松山の迎賓館」と呼ばれ、平成23年(2011)11月、国の重要文化財に指定され今も壮麗な姿を残す。 陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった定謨伯爵好みの、純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が集まった。 ▲この部屋は、天井が格天井。和のテイストである。 ▲階段の踊り場に設置されたステンドグラス。 大きな船と波が描かれ、優雅に航海する様子が表現されています。 優雅なシャンデリアや 豪華なカーテン。 伯爵から依頼された、木子七郎は西欧の建築をつぶさに学ぼうと数ヶ月間ヨーロッパを遍歴し、そのエッセンスを吸収しました。 そこで、木子七郎は西欧建築でありながら最高のものを造ろうと決意し、デザイン、構造、調度、装飾など全てを第一級品で設えました。 そのため、萬翠荘はヨーロッパの人も驚くほどのフランス風の美しい建造物となりました。 ■晩翠荘■ 萬翠荘の敷地内にかつて愛松亭という建物があり、漱⽯は松⼭中学校に赴任した際、その2 階に下宿していた時期があった。 ガイドさんの案内で晩翠荘をまわり、その後のまち歩きもガイドさんが案内してくれた。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 愛媛県庁舎に行った。 鉄筋コンクリート3階建て(一部4階建て)、ドーム屋根を冠した玄関棟の左右にシンメトリーに建物を配し、 両脇を前面に張り出します。 戦前に建てられ、本館として使われている府県庁舎としては3番目に古い築年となるこの建物は、 関西や地元愛媛に多くの作品を残した木子七朗の代表作となりました。 (萬翠荘(ばんすいそう)を造った人) 玄関を入ったら、市松模様のタイルが貼られた床。 柱や梁には多用な装飾が施されています。 電話ボックスがある。 普段、目に留まらないような細部までデザインが行きとどいている。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■三津の渡し■を見てきた。 細長く入り組んだ湾を挟んで向かい合う2つの地区、三津と港山の間約80mを結ぶ渡し舟『三津の渡し』。 正式名称は松山市道高浜2号線、つまり市道なので年中無休・船賃は無料だ。 室町時代に物資や食料の輸送に使われたのが始まりといわれ、500年を経た現在も、地区住民の生活に欠かせない足となっている。 江戸時代には俳人小林一茶も、句会に出席するために乗ったと言われています。 ★長州藩の百姓身分の蘭学者だった大村益次郎も宇和島藩に招聘され士分の待遇を得る。 その時、(山口県)周防を出て、瀬戸内海を横切りこの三津浜に上陸。 幾つもの峠を越して宇和島藩に着いた。 熟田津に 船乗りせんと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎいでな <万葉集 額田王> 万葉集に、熟田津に船乗りせんと月待てば・・・のよく知られた歌がある。 斉明7年、百済救援のため新羅遠征に向かった斉明(皇極)天皇が四国の熟田津に停泊したとき、額田王が詠った歌と題詞にしるされている その熱田津こそ、三津浜ではないかと言われている。 古三津の入口は今日の三津浜のあたり。 深く入り込んだ港は、波静かで軍船を係留し、物資の補給処としての条件に恵まれている。 ●14132歩 ■四国へ■2023.514~5月28 ■5月14-1■フェリーで四国へ/人形浄瑠璃■ ■5月14-2■徳島城公園と蜂須賀家■ ■5月15■徳島市・眉山/藍の館他■ ■5月16■徳島県:重伝建の島・出羽島(てばしま)■ ■5月17-1■高知県:室戸岬/ジオパーク/弘法大師伝説■ ■5月17-2■高知県・室戸市:重伝建:雨風から家をまもる■ ■5月17-3■高知県:モネの庭■ ■5月18-1■高知県:安芸市のシンボル野良時計等■ ■5月18-2■高知県:弁天座・絵金・牧野植物園■ ■5月19-1■高知県:高知城■ ■5月19-2■高知県:龍馬の生まれた町■ ■5月20■高知県と愛媛県にまたがるホテル■ ■5月21■高知県:カルスト公園・天空の道/屋根のある橋■ ■5月22-1■四万十川:沈下橋と遊覧船■ ■5月22-2■四万十市郷土博物館/安並水車/足摺岬■ ■5月23-1■足摺岬/ジョン万次郎■ ■5月23-2■見残し海岸/宿毛市・林邸■ ■5月24-1■愛媛県:宇和島城/天赦園■ ■5月24-2■宇和島の町/宇和島橋/西予市町歩き■ ■5月25-1■木蝋で栄えた重伝建の町・内子、内子座■ ■5月25-2■大洲市:晩翠荘/臥龍山荘■ ■5月25-3■大洲城/「お道を」/伊予市・下灘駅■ ■5月26-1■松山城/子規堂■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.02 00:10:34
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