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2023.10.04
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カテゴリ:映画
こんにちは、母さん

あなたは、ほんとうに母さんで、ときどき、ほんとうに女の人だ。

大会社に務める神崎昭夫は、人事部長として日々精神を摩耗している。
加えて家庭内での妻との離婚話や大学生になった娘の舞との関係に悩んだ昭夫は、久しぶりに東京下町に住む母、福江のもとを訪れる。
しかし、以前は割烹着を着ていたはずの母親が艶やかな服を着て、イキイキと暮らし、さらに恋愛までしているようだ。
実家にも居場所がないことに戸惑う昭夫だったが、母や下町の人々との交流を通して、見失っていたものに気がついていく。
 東京の下町を舞台に、変わらない親子の絆を描いた永井愛の同名戯曲を映画化。
『母べえ』『母と暮せば』に続く「母」3部作として、山田洋次監督がメガホンをとり、吉永小百合が主演を務める。
「鎌倉殿の13人」の大泉洋が吉永演じる福江の息子、昭夫を、『母性』の永野芽郁が昭夫の娘である舞をそれぞれ演じる。

 91歳・山田洋次監督の作品。
画面がレトロだ。

★舞台が、東京の墨田川近くの向島の小さな庭のある一軒家。
今の時代、東京で一軒家ってある?
固定資産税いくらかかる?
★主人公・昭夫(あきお)の実家は、足袋屋。
 足袋屋っていえば、「ムー一族」を思い出すのは、私だけ?
創業90年の足袋屋「うさぎ屋」が舞台で大好きだった。
これは、1977年の作品でその頃でも「足袋屋」という職業は絶滅危惧種の仕事だったのに21世紀の今、やっていけるの?と私は心配になる。
まあ、芸者さんや相撲取りがいるからいけるのかな?

★部屋もレトロだし、小道具が全て木で出来ていてプラスチックのかけらもない。
これは、監督の美意識なのかなぁ?
★そして吉永小百合という女優がレトロ。
78歳で主役ってすごい!!
山田監督が
「吉永さんは、お婆さんになりにくい」と言っていた。
体がしっかりしていて、お婆さんの感じがないのだ。
その陰てスクワットや運動をして、体を鍛えているのだ。
 ところで、皆の理想のどんなお婆さんは、誰だろうと考えた。
私の理想は、八千草薫。
吉永小百合ではない。
 
最期に、これは???と思ったこと。
設定として、神崎昭夫は、50歳手前。
うちの娘と同じくらいの年齢だ。
その息子に
「あんた、この家で産まれたのよ」という母・福江。
産婆さんがどうとかいう福江に対して、
いやー、50年前のしかも東京のど真ん中の出産は、絶対に病院でしょ!!と私はツッコんだ。
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Last updated  2023.10.04 00:21:32
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