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2023.11.11
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カテゴリ:映画
さよなら ほやマン

ぼろっぼろだけど最高の愛。

宮城県のとある離島で暮らすアキラは、夏はホヤ漁をしながら一人前の漁師を目指している。
生まれつき障がいを抱え、船に乗ることのできない弟のシゲルと共に、島民たちの助けを借りながらなんとか暮らしていたが、行方をくらました両親と莫大な借金に苦しめられていた。
そんななか、都会からやってきたワケありの漫画家、美晴が兄弟の住む家を売ってほしいと訪ねてくる。
 ホヤ漁が盛んな宮城県の離島を舞台に、人生の大ピンチを迎えた兄弟とワケあり漫画家の奇妙な共同生活を描いたヒューマンドラマ。
バンド「MOROHA」のMC、アフロが主人公のアキラ、「大病院占拠」の呉城久美が東京からやってきた漫画家の美晴、NHK連続テレビ小説「ブキウギ」の黒崎煌代がアキラの弟シゲルをそれぞれ演じる。
長編デビューとなる庄司輝秋が監督と脚本を担当する。

 私は、ほやというものを食べたことがないどころか、存在もしらなかった。
「ホヤ」は、成長過程で変態する動物として知られ、幼生はオタマジャクシ様の形態を示し遊泳する。
漢字による表記では、古くには「老海鼠」、「富也」、「保夜」などの表記も見られる。
ホヤの名は、「ランプシェードに当たる火屋(ほや)にかたちが似ている」から、または「ヤドリギ(ほや)にそのかたちが似ている」から。
またマボヤはその形状から「海のパイナップル」と呼ばれることもある。
なお、俗称でホヤガイ(海鞘貝、ホヤ貝)と呼ばれることがあるが、
軟体動物の一群に別けられる貝類とは全く分類が異なっている。

 頭が少し弱い弟役に「ブギウギ」の六郎(スズ子の弟)役の黒崎煌代が出ていた。
彼は、「ブギウギ」でも演技を絶賛されているが、この映画でも、役になりきっていた。

この映画は、東日本大震災の12年後を描いている。
もし、震災で家族を亡くして人が見たらつらいだろうなと思った。
 漫画家、美晴は、子どもの頃、親に暴力を受けていたのではないだろうか?と感じた。
それがトラウマとなっているから、人に暴力を振るったり、暴言を吐いたりする。

親を亡くした兄弟と親から暴力を受けていた女性と・・・。
この映画は、そんな三人に再生の物語だった。

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Last updated  2023.11.11 00:13:41
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