テーマ:国内旅行について(2617)
カテゴリ:国内旅行
■2023.11.18
子供の頃は、よく意味が分からないまま使っていた言葉がある。 たとえば 「♪兎、おいしかの山~」というのは、 「♪兎、美味しいかの山~」と歌っていた。 「あきの宮島」というのは「秋の宮島」と思っていた。 正しくは「安芸の宮島」で全国に約500社ある厳島神社の総本社である。 平成8年(1996年)12月にユネスコの世界文化遺産に「厳島神社」として登録されている。 厳島は一般に「安芸の宮島」とも呼ばれ日本三景の1つに数えられている。 平家からの信仰で有名で、平清盛により現在の海上に立つ大規模な社殿が整えられた。 社殿は現在、本殿・拝殿・回廊など6棟が国宝に、14棟が重要文化財に指定されている。 厳島神社の鎮座する厳島(宮島)は「神に斎く(いつく = 仕える)島」という語源のように、 古代から島そのものが神として信仰されたと考えられている。 宮島口という所からフェリーに乗って10分。 便数も多いので便利。 ♪汽笛ならして客を待つ 汽船に乗れば十五分 早くもここぞ市杵島(いちきしま) 姫のまします宮どころ (鉄道唱歌) 港から歩いて行くと、鳥居が。 この参道は、昭和になってから出来たという。 (緑の線が参道。上から江戸時代、明治、昭和) 江戸時代→明治→昭和と参道は、3回、宮島を埋め立てて造られたという話をガイドさんが教えてくれた。 (▲古い参道。) 日本一の木造鳥居で、四脚鳥居。 高さ約16m・棟の長さ24m・柱廻り約10m・重さ約60t 主柱は楠の自然木、千本杭工法で置いているだけ。 ♪海にいでたる廻廊の 板を浮かべてさす汐に うつる燈籠の火の影は 星か蛍か漁火か (鉄道唱歌) 国宝に指定される西廻廊へと渡る橋が反橋(そりばし)。 名前の通りで太鼓橋で、往時は天皇からの使者(勅使)だけが許されたことから勅使橋とも呼ばれています。 とても渡れるような形状ではないので、中央に階段を設けて渡ったものと推測されています。 国の重要文化財に指定。 ▲朱塗りが多い中、かえって目立つ。 ▲神紋は「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」。 ▲折り上げ格(ごう)天井。 貴人の参拝の時使ったのだろう。 ▲床板に使っている材が太い木から取られたもので、欠けた部分は、きれいに修理してあった。 ▲あちこちで鹿を見た。 この日は、寒く雨で強い風が吹くという最悪な日。 けれどその合間に大きな美しい虹を見た。 ▲ホテルの部屋から。(この部屋も大浴場がなかった。( ;∀;)) 宮島から帰って、これから、今日の宿を目指す。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 安芸の宮島のある廿日市(はつかいち)市から呉市の山の中にある野呂高原を目指した。 今朝降ったのだろうか、雪が残っている所があちこちに・・・。 明日、雪が降ったらどうしようと不安になった。 ▲氷池▲ 野呂山にはたくさんの池がありますが、その中でも大きな池が氷池です。 明治時代に掘られた人工池で、昔はここで天然氷の製造が行われ、船で愛媛や大分まで売られていました。 昔から寒い所だったのだろう。 兜岩展望所に行ってみる。 ▲眼下に瀬戸内海の島々が見えた。▼ 今日の宿、国民宿舎の隣にある▲川尻筆づくり資料館 2004年(平成16)年8月に「国の伝統的工芸品」の指定を受けた呉市川尻町の筆と筆づくりに関する資料を集めて展示している。 なぜここに?と夫が不思議そうにいう。 ここ野呂山は、「膳棚山」と「弘法寺山」を結ぶ東西2kmの高原の総称。 弘法といえば筆ということで「筆づくり資料館」がつくられたと私は推測する。 子どもの頃、小遣い稼ぎに筆の材料になる竹を同じ長さに切りそろえるという手伝いをやっていた。 懐かしい・・・。 この日は、4日ぶりに大きな湯舟にゆったりとつかった。 ●9054歩 ●11月13日(月)~14日(火) ■オレンジフェリーで四国・愛媛県・「東洋のマチュピチュ」別子銅山。■ ●11月15日-1(水) ■愛媛県:築城の名手・藤堂高虎の今治城■ ●11月15日-2(水) ■愛知県:大三島・大山祇(おおやまづみ)神社■ ●11月15日-3(水) ■広島県:重伝建・竹原の町なみ■ ●11月16日(木) ■広島県:重伝建・御手洗/下蒲刈島■ ●11月17日-1(金) ■広島県:軍都・呉:入船山公園■ ●11月17日-2(金) ■広島県:軍都・呉:海から見た■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.11 00:09:34
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