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カテゴリ:映画
1930年代のマルセイユ。 チンピラのロッコ(アラン・ドロン)が刑期を終えて出所すると、恋人だった女がフランソワ(ジャン=ポール・ベルモンド)というペテン師と付き合っていることを知る。 殴り合いの大喧嘩の末、友情で結ばれた二人はコンビを組むことに。 裏社会を支配するボスたちを排除し、自分たちが天下を取ることを決意した二人は、 新しい仲間を集め、武器を揃え、遂に顔役の一人を射殺。 二人は暗黒街の大物に成り上がっていくが――。 『勝手にしやがれ』のベルモンド、 太陽がいっぱい』のドロン、当時フランスのトップスターであり、良きライバルだった二人が、ダブル主演として初のタッグを組んだギャング・アクション・ドラマ。 最終的にタイトルの並びで揉め、裁判にまでなったのはご愛嬌。 イタリアの有名な帽子ブランドを引用した題名は、ドロンによる命名。 ★1970年製作/125分/フランス・イタリア合作 ★原題:Borsalino ★配給:メダリオンメディア ★公開日:1970年6月13日(日本初公開) 映画の最初は、アラン・ドロンが出所するところから始まる。 その時のスーツが少しおかしいなと感じていた。 上着の丈が短いのだ。 帰って調べたら、 「当時高級だったボルサリーノ帽を纏ってもおかしくないような短い上着丈とラッパズボン」とあった。 劇中の2人の衣装は合わせて43着だそうだ。 普段、町行くひとは、中折れ帽ではなく、ハンチングがほとんどだった。 「この映画の見所は、ファッションやインテリア、音楽でもある。」 という。 1930年代は、アールデコ善氏時代。 華やかなファッションやインテリを期待していたが、女性のファッションは、1930年らしさをあまり感じなかった。 インテリアも、アールデコは、賭け事の店のシーンのが目立つ程度。 アールデコ大好き人間の私には少し物足りなかった。 世界中の紳士達が、こぞって愛用するクラシックなハット(中折れ帽)といえば、世界最高峰と称されるイタリアの名門帽子ブランド、ボルサリーノ。 創業者であるジュゼッペ・ボルサリーノは、幼い時より帽子工場で働き始め、その後、技術向上を目指してフランスへと渡ります。 フランスから帰国後した1875年にパリで自らの工房を開いたことを契機にブランドを立ち上げました。 もともと、生活水準が豊かな人に向けて最高品質の帽子を提供するというコンセプトのもとブランドを立ち上げており、パリ万博でグランプリを獲得したのを皮切りに、ハット界の名流として世界中のセレブから愛用される様になりました。 その様な背景を持つボルサリーノは、ブランド創業から150年以上経った今でも、世界中の紳士たちから愛用されており、名門帽子ブランドとしての地位を不動のものにしています。 ■午前十時の映画祭■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.14 01:02:01
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