テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
バスを待つ ロサンゼルス郊外の退屈な町に住む、幼なじみのイーニドとレベッカ。 二人はいわゆるはみ出し者同士で、ともに高校生活や家庭に対して冷めた感情を抱いており、大の仲良しだった。 高校を卒業した彼女達は二人で共同生活をする計画を立てるが、しばらくは進学も就職もせず、町でぶらぶらと時間をつぶす日々が続いていた。 そんなある日、二人はいたずらで出会い系広告に応募し、その広告主であるブルース・レコード・コレクターの冴(さ)えない中年男、シーモアと出会う。 イーニドは自分と同じく世間になじめずに生きている彼にシンパシーを感じ、徐々に親しくなっていく。 イーニドがシーモアと仲を深めていく一方、レベッカはコーヒーショップで働き始める。 働きながら少しずつ自立しようとしだす彼女と、世間一般のシステムになじめないままのイーニドの仲は段々とすれ違ってゆく。 米国でティーンの支持を得たダニエル・クロウズのコミックを映画化。 多彩なファッション&音楽をちりばめ、親友同士の少女2人の友情と葛藤がおかしくも切なくつづられる。 ★原題:Ghost World ★製作年:2001年 ★製作国:アメリカ ★この映画、刺さりまくった。 「青春」といわれる十代の少女(少年も)にとって、「青春時代」は楽しいことばかりではない。 そんなことを描いた映画だった。 十代の少女にとって、未来はバスを待つようなものだと思う。 そのバスは、どこに行くのか? 途中下車は出来るのか? いつ来るのか? 来ても次のバスを待った方がいいのか? そもそも来ないかもしれない・・・。 そして仲の良かった二人は違うバスに乗り、別々の人生を歩む。 映画の中で、いつ来るか分からないバスを待つ老人を描いていた。 ♪青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの 青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり 「青春時代」というヒット曲が、十代の不安をなんとよくあらわしているかといつも思っている。 しかし、私からいうと、二人とも私よりましだ。 私は、小学校の次は、何も考えず中学に上がり、高校も何も考えずにに行った。 高校に入った後、この後どうするのかと怖かった。 高校を卒業するした後、なりたい仕事、給料はいくら欲しいなど思う余裕もなく雇ってくれるところに就職した。 私は、働かなければならなかったのだ。 この先、どんな未来が待っているのかと不安になり、働きながら、好きだった英語を習いに行った。 何かやっていないと不安で仕方がなかったから・・・。 高校生二人を演じるのは、「アメリカン・ビューティ」のソーラ・バーチと 「ジョジョラビット」で主人公の母親を演じたスカーレット・ヨハンソン。 映画が作られた2001年、二人とも10代だったが、今や、30代と40代。 ★イーニドの部屋にあった、箱形の棚がかわいかった。(^▽^)/ ■YouTube・ロザンの楽屋:漠然と不安な方■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.16 12:33:05
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