テーマ:国内旅行について(2618)
カテゴリ:国内旅行
■2023.11.19-2 赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並みが整然と続く吹屋の町並み。 中国山地の山懐に抱かれた岡山県高梁市・吹屋。 この町並みこそ、江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した最大の文化遺産です。 豪商が財にあかせて建てた豪邸は、全国各地に見ることができます。 しかし、吹屋の特異な点は、個々の屋敷が豪華さを纏うのではなく、 旦那衆が相談の上で石州(今の島根県)から宮大工の棟梁たちを招いて、 町全体が統一されたコンセプトの下に建てられたという当時としては驚くべき先進的な思想にあります。 最初は濃いベンガラ色が 時とともに、落ち着いた色になる。▼ ▲大きな屋敷の中に入ってみると「卵部屋」が! ▲当時、卵がいかに貴重だったかが分かる部屋だ。 ▲この形(◇に●が入っている)のなまこ壁は、初めて見た。▼ ▲漆喰の白い壁に模様のようにある黒いのは、なんという名前で何のためのものだろう?? ▲窓の白に黒のものは、なにだろう? かわいい!! ▲郵便局は今も現役だ。 22 ■吹屋小学校■ 旧吹屋小学校校舎は、明治33年(1900)に東西校舎、続いて同42年(1909)に本館が建築され、 平成24(2012)の閉校まで「現役最古の木造校舎」として使用されました。 本館は17間(30.9 m)×8間(14.5 m)の正面(南西面)中央に玄関ポーチが張り出す。 竣工時、玄関ポーチは無く、建物正面の屋根にドーマーがあった。 敷地内には、二階建ての本館を中央に東西校舎が左右対称に配置され、 特に本館は下見板張の外壁や軒下の筋違の表現が特徴的で、 小屋組みにはトラス構造が採用されています。 本館の設計は、国の重要文化財(建造物)に指定されている「旧遷喬尋常小学校校舎」(真庭市)、 「旧旭東幼稚園園舎」(岡山市)を設計した江川三郎八(岡山県工師、1860~1939)が担当しており、 明治時代後期を代表する擬洋風の学校建築として評価され、 岡山県の重要文化財(建造物)に指定されています。 廊下突き当りに本館を左右に貫く幅3間の屋内運動場がある。 この空間は『3間廊下』と呼ばれ床は板張りだが、かつては土間だった。 二階にある講堂の床にあいた穴に子供たちは物を落として遊んだ。 ▲二重折上棹縁天井。 四隅は、飾りであり天井を支えるトラス構造。 ▲明治時代、公的な建物は、灰色が使われていたとガイドさん。▼ 陽もかげりかけたので、高梁駅前のホテルに向かう。 この日も大浴場のないホテルだった。 _| ̄|○ ●7248歩 ●11月13日(月)~14日(火) ■オレンジフェリーで四国・愛媛県・「東洋のマチュピチュ」別子銅山。■ ●11月15日-1(水) ■愛媛県:築城の名手・藤堂高虎の今治城■ ●11月15日-2(水) ■愛知県:大三島・大山祇(おおやまづみ)神社■ ●11月15日-3(水) ■広島県:重伝建・竹原の町なみ■ ●11月16日(木) ■広島県:重伝建・御手洗/下蒲刈島■ ●11月17日-1(金) ■広島県:軍都・呉:入船山公園■ ●11月17日-2(金) ■広島県:軍都・呉:海から見た■ ●11月18日(土) ■広島県・安芸の宮島■ ●11月19日-1(日) ■岡山県・宿場町矢掛(やかげ)■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.18 00:53:29
コメント(0) | コメントを書く
[国内旅行] カテゴリの最新記事
|
|