テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
寒風すさぶカリフォルニアの路上で二人の男は出会った。 6年の刑期を終え、刑務所から出所したばかりのマックス(ジーン・ハックマン)と、 5年の船員生活から足を洗ったライオン(アル・パチーノ)は、見た目も性格も正反対だがなぜか意気投合、一緒に旅をすることに。二人は、マックスが洗車屋を開業するというピッツバーグに向かうが、その途中、ライオンが長らく会っていなかった妻アニーと子供が住むデトロイトに寄り道することに。 “スケアクロウ”とは“かかし”の意。 カンヌ映画祭グランプリを受賞し、カメラマン出身のジェリー・シャッツバーグ監督の代表作となったアメリカン・ニューシネマの名篇。 喧嘩っ早く、どこか神経質なマックス。 陽気で人なつっこいライオン。 正反対の二人がふとしたきっかけで意気投合し、道中を共にしていくことになる。 アメリカン・ニューシネマとは、1960年代後半から1970年代半ばにかけてアメリカにおける映画のムーブメントである。 多くの場合、社会や政治に対する反体制的なメッセージや批判的な視点を取り入れている。 この時代のアメリカは、ベトナム戦争や公民権運動、カウンターカルチャーなど、多くの社会的・政治的変動が起こっていたため、その影響は映画にも反映された。 1967年「俺たちに明日はない」、 1969年「イージーライダー」、「明日に向かって撃て」、「真夜中のカウボーイ」。 ニューシネマの分類に入る「スケアクロウ」は、遅れて1973年の作品。 大男と小柄な主人公は、「真夜中のカウボーイ」にも似ているということで評価が下がったのかもとチラシにあったが、アル・パチーノは、ダスティン・ホフマンと顔が同じ系統だ。 「スケアクロウ」の主人公二人は、不運が続く。 まあ、私は、これを不運と思わず、自業自得と思う。 ★大男・喧嘩っ早く、どこか神経質なマックス。 何かというと相手を殴るんだから、一生刑務所にいればいいと思った。 ★小柄・陽気で人なつっこいライオン。 妻を残して蒸発して、送金していたと言っても、妻にしてみれば裏切られた感があって許せない。 因果応報!!! ★原題:Scarecrow ★製作年:1973年 ★製作国:アメリカ ★上映時間:112分 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.21 00:22:25
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