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2024.03.16
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テーマ:■雑学王■(728)
カテゴリ:トリビア
 静御前といえば、源義経の愛妾で当時ナンバーワンの白拍子だ。

愛する義経を追いやった、頼朝の前で、露骨に国事犯を恋う歌を、かつ舞い、かつうたう

しずやしず賤(しず)のおだまき繰り返し昔を今になすよしもがな
は、あまりにも有名。

その舞を舞ったときのバックで音楽を奏でたメンバーがすごかった!!
●(義経の恋人、静御前は、頼朝の前で舞を舞う。)
その時の楽党は、名うての大名たちであった。
小鼓は工藤佑経(すけつね)=坪倉由幸
胴拍子は梶原景時(かげとき)=中村獅童
笛は畠山重忠(しげただ)=中川大志

(*注「鎌倉殿の13人」の配役。)
静のいでたちは、白い小袖の上に唐綾(からあや)をかさね、白い長袴を踏みしだき、割菱模様の
水干(すいかん)をつけ、一面みな紅の扇をひらいて、頼朝の御簾にむかって立ち、
やがてごくめでたいだけの「君が代」をひとさし舞った。
「いまひとさし」という頼朝の所望があって、
静がうたったのが、のちの世にまできこえる歌となる。

しずやしず賤(しず)のおだまき繰り返し昔を今になすよしもがな


「街道をゆく27 」司馬遼太郎:因幡(いなば)・伯耆(ほうき)のみち

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Last updated  2024.03.16 00:21:05
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