テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
君にずっと会いたかった・・・。 ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソン。 ふたりはお互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。 12年後24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいたふたりは、オンラインで再会を果たし、お互いを想いながらもすれ違ってしまう。 そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。 ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れる。 24年ぶりにやっとめぐり逢えたふたりの再会の7日間。 ふたりが選ぶ、運命とはーー。 ■PAST LIVES(パルト ライブス)/再会■ 私たちの出会いや別れを巡る現状は、グローバリゼーションやインターネットの普及、ソーシャルメディアの発展と不可分である。 ナヨンから名前を変えてニューヨークで暮らす24歳のノラと、ソウルで暮らすヘソンを再会させたのはフェイスブックとスカイプだ。 おそらく舞台はデヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャルネットワーク』(2010)が公開された2年後の2012年で、新しいテクノロジーの登場により、出会いと別れの形が変化していった2010年代初頭の空気を感じることができる。 韓国語で縁や運命を意味する「イニョン」という言葉が象徴的に出てくるが、それも出会いと別れの不条理を解決してくれる魔法の言葉にはならない。 3人の関係性や、出会いや別れの理由にも、明確な解答は示されず、そのわからなさをわからないまま愛そうとしているところこそが本作のカタルシスだ。 監督と脚本を務めたセリーヌ・ソンの長編デビューとなる本作は、12歳の時に韓国からカナダへ移住し、現在はニューヨークで活動している監督自身の実体験をもとにしたパーソナルな作品だが、同時に出会いと別れの不条理さも描く。 納得や説明ができる出会いや別れなど、この世界にはひとつもないという公理を、35ミリフィルムカメラにそのまま焼き付けているのだ。 胸を打つ作品だった。 しかし、ヒロイン、ノラが不満。 12歳の少女から24歳の女性になる場面。 彼女はどう見ても24歳に見えない。 40~50代に見える。 次に36歳の時も、若さが足りないと感じた。 アメリカ人の東洋人のイメージがこれなのか? 可愛らしさがまったくなくて、きっぱりとした感じの容貌だ。 韓国語と英語を完璧に喋れると女優を選んだのだと思うが、残念だ・・・。 自分で決められないから12歳の別れが一番可哀そうだた。 20代後半で出会っていたら、二人の運命は変わっていただろう。 かの時に 我がとらざりし 分去れの 片への道は いづこ行きけむ 美智子皇后 (意味) あの時、私が選ばなかった道を進んでいたらどうなっていただろう・・・。 ▲■喫茶店・再会■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.13 00:22:55
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