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2024.05.11
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カテゴリ:映画
ピクニック at ハンギングロック

ある晴れたバレンタインの日に、彼女たちは姿を消した・・・。

1900年2月、オーストラリアビクトリア州。
アップルヤード女学校の生徒十数名が、近くのハンギング・ロックと呼ばれる岩山へピクニックに出かける。
岩山の麓に着くと、なぜか教師たちの時計が12時で止まってしまうが、引率の女性教師マクロウ先生は磁気のせいだと言う。
午後になり、マリオン、ミランダ、アーマ、イーディスの4人が岩面を測定するため岩山に登る。
途中、近くに住むマイクルらの家族と出会い、とりわけ美しいミランダを見たマイクルはその美しさに心を奪われる。
4人の生徒は岩山へ登ると、頂上近くの岩の上で昼寝をする。
突然ミランダ、マリオン、アーマの3人が起き上がり、イーディスの呼びかけに応えず去ってしまい、イーディスは悲鳴を上げて逃げ帰る。

学校では、夜になっても戻らない生徒たちをアップルヤード校長が待っていたが、ようやく馬車が帰って来ると、3人の生徒とマクロウ先生までもが岩山で行方不明になったと知らされる。
岩山で捜索が行われるが手がかりは見つからない。
イーディスは泣きながら皆の基へ帰る途中、厳格な性格のマクロウ先生が、なぜかスカートを履かず下着姿で登って行くのを見かけたと証言する。

 ★「シネマファッション」という1991年に発売された本で「ピクニック at ハンギングロック」を見て以来、見たいと思っていた映画に30年来の思いが叶って見ることができた。

★あるバレンタインの日、ピクニックに来ていた女学校の生徒がいなくなった、という話。
しかし、いなくなったのは、1900年、今から120年以上前の少女たち。
いや、少女というより乙女。

イギリス・バース郊外のホテル
★学校は、こんな感じの大きさと形だった。

みんな白いワンピースを着ている。
髪はみんな長くてよく手入れされている。
2月といえど、南半球なので暑い。
しかし、町中では決して手袋を脱いではいけない。
★彼女たちのエチケットは、人に肌を見せないこと。
だから、暑くても黒い靴下を履くし手袋もする。
半袖は着ない。
長袖の白い服。
それぞれフリルやレエスで少しずつ違うが、雰囲気はみな同じ。
この服は、ハレの日の服だと思う。
授業を受ける時の服は、もっと動きやすい感じの制服だった。
★部屋の様子も素敵だった。
箪笥の上の小さな鏡台、
黒いアイアンのベッドには、金色で模様が描いてあるのがあった。

これ以外もベッドは、全て良き!
★ボッテチェルリのエンジェルのような乙女が出てきて眼福な映画だった(⌒∇⌒)

★製作年;1975年
★製作国:オーストラリア
★初公開日:1986年4月26日

この映画、てっきり80年代の映画だと思っていたら、なんど制作が1975年。
なぜ、その後10年以上も公開されなかったのかと思った。

当時、1944年生まれの監督・ピーター・ウィアーは20代だった。
オーストラリアのまだ無名の監督に、映画を上映しても成功することは見込めず、10年間眠っていたのではないか。

1985年、サスペンス映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』でアメリカ進出を果たし、アカデミー監督賞にノミネートされる。
そこで、「ピクニック・・・」も公開されたのだと推測する。

今日まで、「刑事ジョン・ブック」が「ピクニック at ハンギングロック」と監督が同じって知らなかった。

映画の効果音というかBGMというかが、不思議な怖い雰囲気だった。
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Last updated  2024.05.11 11:51:36
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