テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
何事にも保守的な節子(田中絹代)は、自由奔放に生きる妹の満里子(高峰秀子)と同居して面倒を見ている。 夫・亮助(山村聰)が失業中なので節子はバー勤めをしているが、満里子には皮肉屋の夫に黙って仕えている姉のことが理解できない。 京都にいる父・忠親(笠智衆)が余命いくばくもないと知った節子は、妹にはそのことを伏せ、二人で京都に赴く。 そこで節子は初恋の相手であり、今は家具店を営んでいる田代(上原謙)と再会する。 対照的な姉妹の生き方を通して当時の社会を浮き彫りにした小津安二郎監督の異色作。 松竹を離れ、小津が初めて新東宝で撮った作品。 主演の田中絹代は、『大学は出たけれど』(29)から『風の中の牝鶏』(48)まで、数々の小津作品に出演。 1949年、戦後初の日米親善大使として渡米、帰国後に初主演したこの作品は年間配収1位の大ヒットとなった。 ★映画メモ★ ★製作年:1950(昭和25)年の白黒映画作。 この時代の様子がよく分かったのでメモしておく。 ★主人公の田中絹代とその妹、高峰秀子は、あの時代は、美人と思われていたのだろうか? 今の感覚だとまったく美人ではない。 特に、田中絹代が・・・。 ★男性陣も今のイケメンと違う。 主人公節子の古くからの知り合い、田代を演じるのが上原健。 加山雄三のお父さんだ。 この人が、イケメン?と思う普通の顔だった。 夫役の山村聡は、イケメン。 神戸一中、旧制一高を経て東京帝国大学文学部卒業という 天から二物を与えられた人だ。 ★男性たちは、中折れ帽をかぶっている。 ★女性は、冬でもないのに手袋をしていた。 ★姉妹の家のやかんが素敵だった。 特に柄の部分が素敵だった。 欲しい・・・。■英国南部■ ★昭和25年といえば、京都、東京間は新幹線も走っていない時代。 それなのに、姉妹は、東京、京都を何度も行き来している。 ★舞台は、東京と関西(京都・神戸)なのに関西弁を一人も使っていないのは不思議。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.11 00:01:09
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