テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
この日々を、きっと忘れない 生真面目で融通の利かない性格で、生徒や同僚から嫌われている教師ポールは、クリスマス休暇に家に帰れない学生たちの監督役に任命される。 学校に残ったのは、勉強はできるが家族関係に問題を抱えるアンガスと、 一人息子を亡くしたばかりの料理長メアリー。 クリスマスの夜、アンガスがボストンに行きたいと言いだす。 当初反対したポールだったが、メアリーに説得され、「社会科見学」と称してアンガスとともにボストンに向かう。 クリスマスと新年を共に過ごすことになった、孤独な3人の絆を描くヒューマンドラマ。 『ファミリー・ツリー』のアレクサンダー・ペインが監督を務め、「23号室の小悪魔」シリーズのデヴィッド・ヘミングソンが脚本を担当。 『サイドウェイ』のポール・ジアマッティが主演を務め、生徒だけでなく教師からも嫌われている古代史の教師ポール・ハナムを演じる。 『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、新人のドミニク・セッサが脇を固める。 ★映画の冒頭の音楽を聴いて、 「70年代っぽいな」と感じた。 この作品のことを良く調べていなかったけど、1970年の12月のクリスマス休暇を描いた作品だった。 テンプテーションズ(■「マイガール(1965)」大好き!!)■などの楽曲を使って1970年代風にしたそうだ。 テンプテーションズ、映画「マイ・ガール」(1991)にも使われていた。 大好き!! ★「ホールドオーバーズ 」とは、残留組の意味。 一年で一番楽しみなクリスマス休暇を学校で過ごす少年たち。 彼らは、楽しい休暇を過ごせないばかりか、親に必要とされないと思うコンプレックスに苛まれている。 そんな生徒が5人。 先生一人、料理人が一人。 ★残った生徒は、やりきれなさを、同じ残留組の生徒にぶつける。 *ある生徒は、親がモルモン教だとからかわれる。 宗教差別 *ある生徒は、韓国から来ていて、遠くて一人で帰ることが出来ないと親に言われて残っているが、 「人力車で帰るのか?」とからかわれる。 アジア人蔑視。 *黒人は学校にいない=黒人差別 *料理人の息子は、ベトナムで戦死。 70年代の問題点が描かれている。 ★「この映画の舞台は1970年、アメリカ史上最大の残存物の元年だ。 さらに重要なのはこの映画が、あの時代の輝かしい夢と、理想主義の代償を鮮やかに思い起こさせることだ。 ★作家の川端康成は、幼い頃、両親に死別した。 祖父母に育てられたが、その祖父母も亡くなり彼は天涯孤独となった。 東大の寮時代、夏休みや冬休みになるとみんな帰省する。 しかし川端は帰る所がない。 そんな彼に声をかけたのが、モグリで東大の授業を受けていた今東光と 東大の学生だった弟の今日出海。 以来、今兄弟は、休みはいつも、川端康成を連れて青森の今の実家で過ごした。 今家では、今兄弟の母親が、川端の着物を縫って着せていた。 川端は、それをいつまでも恩にきていた。 そんな話を思い出した。 ■「北のまほろば」より■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.28 00:11:53
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