テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
ずっと一緒に、いられたら。 ある夏の1日。 7歳の少女・ソルは、母に連れられて父・トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪ねる。 病気で療養中の父と久しぶりに会えることを無邪気に喜ぶソルだったが、準備に駆け回る家族の異変に気が付いていく。 よろこびや戸惑い、希望や不安…それぞれが抱える思いが交差するなか、パーティーが始まろうとしていた—。 病気療養中の父と久しぶりの再会を果たした少女の一日を描くヒューマンドラマ。 ★この映画は、記録映画のようだった。 お父さんが療養中の家には、この日、誕生日の父、トナを祝おうと、というか最後のお別れに沢山の人が集まる。 沢山の人がいるから、7歳の少女・ソルだけを映すことはしない。 リアリティがあった。 この家の置かれている状態が沢山の人の行動で分かるように描かれている。 私は、近しい人の死に2回出会っている。 一人は、2002年に、89歳で亡くなった父。 亡くなる一か月ほど前までは元気だった。 90歳になったら写真を写すなどと自分から楽しそうに語っていた。 死の床についても、死なないでと祈るような気持ちで、不安な毎日過ごした。 死に向かっているのに、治ると信じたかった。 もう一人は、2013年に亡くなった親友。 私よりも随分若くて、まだ60歳にもなっていなかった。 どんどん出来ないとこが増えているのに、亡くなると信じられなかった。 いや信じたくなかった。 千葉県に住んでいて、大阪から会いに行った、機嫌よく話していたのに、別れて1時間もしない間になくなった。 私の娘2人(40代)と孫(21歳)は、私が死ぬことを、頭では分かっていても、信じてはいないだろう。 私が父がいつまでも生きていると思っていたように・・・。 もし、そのことが分かっていたら、もっと頻繁に来て話をするはずだ。 私は、よく父母のところに行って話を聞いていた方だと思うけど、それでも亡くなってみると あれも聴いておけばよかった、これも聴いておけば・・・と思う事ばかりだ。 それとも、親の事や祖父母のこと、自分の小さかった頃のことなど、興味がないのだろうか・・・。 ドキュメンタリーのように、たんたんと日常を描いていて、その中に死があった。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.16 01:03:30
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