テーマ:国内旅行について(2618)
カテゴリ:国内旅行
■2024.5.29(水) 大磯にある旧吉田茂邸に行ってきた。 父は土佐藩(現在の高知県)出身の民権運動家・竹内綱で、板垣退助率いる自由党土佐派の主要人物だた。 茂は竹内綱の五男にあたり、三歳のときに横浜の貿易商である吉田健三の養子となっています。 ■吉田茂と旧吉田茂邸について■ 旧吉田茂邸は、明治17年(1884年)に吉田茂の養父健三が購入した土地に建てられており、吉田茂が昭和20年(1945年)頃から、その生涯を閉じる昭和42年(1967年)まで過ごした邸宅です。 政界引退後も多くの政治家が邸宅を訪れ「大磯詣」と言われました。 また、元西独首相アデナウアー氏や、当時の皇太子殿下(上皇陛下)と同妃殿下(上皇后陛下)などの国内外の要人が招かれました。 吉田茂没後には、大平首相とカーター大統領の日米首脳会談が実施されるなど戦後政治の表舞台としても利用されました。 門をくぐって庭に入る。 この門は、サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられた門で、別名「講和条約門」とも言われています。 軒先に曲線状の切り欠きがあり、兜の形に似ていることから「兜門」とも呼ばれます。 京都の裏千家今日庵の兜門を写したもので京都から宮大工を呼び寄せて造られ、昭和29年(1954年)に完成しました。 屋根は「檜皮葺き」という、伝統的技法が用いられており、焼失を免れた内門は貴重な建築物です。 平成31年(2019年)3月に七賢堂、サンルームとともに国登録有形文化財に登録されました。 昭和36年(1961年)頃に完成した日本庭園は、中心となる心字池を邸宅の正面に配置した、池泉回遊式の庭園です。 庭園設計者である中島健は、数奇屋建築の本邸との調和や花を愛した吉田茂の嗜好をふまえ、 さまざまな草花やツツジ類、ウメなどを多く取り入れ、色彩豊かな庭造りをおこなったと考えられます。 ▲「五賢堂道」とある石碑。 「五賢堂」とは。 明治36年(1903年)に伊藤博文が、明治維新の元勲のうちの岩倉具視・大久保利通・三条実美・木戸孝允の4人を祀った四賢堂を自身の邸宅「滄浪閣」に建てたもの。 伊藤博文の死後、婦人により伊藤博文を加えた5人が祀られ、「五賢堂」となりました。 ▲「七賢堂」 昭和35年(1960年)に吉田茂邸に移築され、昭和37年(1962年)に吉田茂が西園寺公望を合祀し、吉田茂の死後、昭和43年(1968年)に佐藤栄作によって吉田茂が合祀、「七賢堂」となりました。 兜門やサンルームとともに、焼失を免れ、旧吉田茂邸の歴史を感じさせる貴重な建築物です。 正面の扁額「七賢堂」の文字は、佐藤栄作元首相が書いたものです。 平成31年(2019年)3月に国登録有形文化財に登録されました。 昭和58年(1983年)に建立。 日米講和条約締結の地、サンフランシスコと首都ワシントンの方角に顔を向けているといわれています。 銅像付近からは眺望が良く、伊豆大島、伊豆半島、相模湾、房総半島などが一望できます。 ▲銅像の近くに「ポチの墓」も。 ▲書斎にあった黒電話には、ダイヤルがない。 受話器をとると、総理大臣の部屋に通じるホットラインだった。 ▲湯舟が舟の形をしていた。 吉田茂は、池田勇人や佐藤栄作など、多くの後進を育ててきたことでも知られ、本邸は彼ら「吉田門下生」がよく訪れていた場所でもあります。 幼少期の吉田は、健三の自宅があった横浜に暮らしていましたが、健三とともに大磯の別荘をしばしば訪れ、山での狩りや海での砂遊びなどを楽しんでいたそうです。 吉田は養父が築いた莫大な財産を外交官時代に使い果たしたといわれていますが、それでもこの大磯の邸宅は手放すことがありませんでした。 そうだ関東いこう!(千葉県) ■5/13(月)■関空に泊まる。 ■5/14(火)千葉県・成田市■ 5/14(火)-2■印旛郡 房総のむら■ 5/15(水)■佐倉市・佐倉武家/順天堂他■ 5/15(水-2)■香取市佐原■ そうだ関東いこう!(茨城県) 5/16■牛久大仏/予科練平和記念館/筑波宇宙センター■ 5/17-1■水戸弘道館/水戸城/東照宮■ 5/17-2■水戸市・偕楽園■ 5/17-3■水戸市・保和苑/水戸黄門の格さんの墓■ 5/18-1■癒しの杜:鹿島神宮■ 5/18-2■潮来花嫁さんは舟でゆく■ そうだ関東いこう!(千葉県) 5/18-3■銚子はくにのとっぱずれ/■ 5/19-1■銚子・犬吠埼■ 5/19-2■銚子電鉄/ジオオパーク・屛風ヶ浦■ 5/20-1■「月の沙漠はツッコミどころ満載■ 5/20-2■君津市・濃溝の滝/南房総市・野島埼灯台■ 5/21■青木繁「海の幸」制作の家/須崎灯台/館山城/沖ノ島■ 5/22-1■館山市・崖の観音/鋸南町(きょなんちょう)・菱川師宣記念館■ 5/22-2■鋸山・「百尺観音」、「地獄のぞき」/フェリーで三浦半島へ■ そうだ関東いこう!(神奈川県) 5/23-1■神奈川県横須賀市:観音崎/走水神社■ 5/23-2■横須賀市:ヴェルニー公園/どぶ板通り■ 5/24-1■港の要港/軍港めぐり■ 5/24-2■横須賀市:無人島・猿島/記念艦・三笠■ 5/25-1■横須賀市・燈明堂/ペリー公園/牧水の碑■ 5/25-2■三浦市・城ヶ島/三浦半島メモ■ 5/26-1■いざ鎌倉/鏑木清方記念美術館/鎌倉駅前■ 5/26-2■鎌倉市:鶴岡八幡宮■ 5/26-3■鎌倉市:けんちん汁発生の建長寺、駆け込み寺・東慶寺■ 5/27-1■鎌倉市:極楽寺/極楽寺切り通し/成就院■ 5/27-2■鎌倉市:長谷寺/鎌倉大仏■ 5/28■鎌倉市・腰越状の満福寺/藤沢市・江の島■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.08.17 00:01:23
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