連休明け、皆様なかなか憂鬱かと思います。head&neckも連休と思いきや、昨日は緊急手術で朝からたたき起こされ・・のんびりするはずの一日が寝不足でけだるい午後となりました。
待機番でなくても、緊急の手術や、担当患者がなくなったときなどは病院から呼び出されることはあります。こういうときは、得てしていろんなことが重なるものです。
昨日は朝8時に腫瘍出血で緊急手術、午後4時に腫瘍増大で呼吸困難、夜1時に末期がんの患者さん自宅で呼吸停止・救急搬送と、どたばたが重なりました。医療をやっていると、このように、なぜか大事が重なって多発することがあります。何もない時はほんとに平和に過ぎていくのですが、一度リズムが激しくなると連発して重症患者さんがやってきたりします。
まあ、医療に限らずどこの職場でもこのようなことがあるかもしれません。ずいぶん昔にマーフィーの法則という本がありましたが、思わずうんうんとうなずいてしまうようなことがたくさん書いてありました。
それでも、我々の仕事の場合、患者さんの命に関わることがありますから、乗り切るためには気合いが必要です。もちろん、医者である以上はそういう訓練をしていますから、仕事中はあまり疲れただの嫌だの思ったことはありませんが、一段落つくと緊張の糸が切れるように動けなくなったり、逆にはじけて飲みに行って泥酔したりする方が多いようです。
もうすぐ忘年会の季節になりますが、普段の緊張感の反動からか、医師、看護師の宴会はかなり激しく羽目を外す方も見受けられます。プロ野球の優勝記念ビールかけみたいなもので、多少おおめに見て欲しいと思うのでした。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る