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カテゴリ:診療
 今日はなかなかとまらない鼻出血の患者さんが来院し、白衣が血まみれになりました。鼻出血、いわゆる鼻血の9割は鼻の前方、Kiesselbachと言われる部分から出血します。一般の方は鼻血が出ると多くはティッシュなどを丸めて詰め込み圧迫止血することが多いようですが、これをやると、つめたティッシュを抜くときに却って創が大きくなり、その後さらに出血がひどくなることが多いので、あまりお勧めできません。正しい止血法は、小鼻を指で真ん中に向かって軽く5分くらい圧迫して止める方法です。止血したら、3日ほどは強く鼻をかまずに、指などでいじらないように気をつけていれば自然に出なくなってきます。
 たいがいはこうしておさまってゆくのですが、まれに動脈性の鼻出血の場合もあります。この場合、出血点は多くは鼻腔の上方で、簡単にはとまりません。とりあえずは鼻の中にがっちりと軟膏のついたガーゼを詰め込んで止血しますが、抜去するとまた繰り返して出血する場合が多く、時に手術や血管塞栓術が必要になったりします。head&neckの経験では、これまで20人強の症例で手術等が必要でした。年に1~2名の計算になりますね。こういう難治性鼻出血は冬場に多い印象です。
 先日脳外科の先生と話をしていたら、脳外科でも、やはり出血性疾患は冬に多いとのことです。同じような環境要因で、たまたま鼻の血管が切れれば鼻血、脳の血管が切れれば脳出血になるということでしょうか。
 
 たかが鼻血、されど鼻血なのでした。





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最終更新日  2007.10.27 20:49:58
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