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カテゴリ:医療行政
最近、肝炎の治療法についての混合診療を認めなかった厚労省を違法とした判決が出てから、混合診療についての意見は医療系ブログのみならず、新聞などでも話題に上っています。医療関係者でない人は、そもそも混合診療ということ自体がよくわかっていない方もいて、先日入院されていた若い患者さんは、「日本の医療って保険が利くんですよね?なのにこの病院を退院するときに明細書に{自己負担金}ってあるのは何ですか?これって混合診療を勝手にやってるんじゃないですか?」とおっしゃいます。・・・それは寝間着代とか、個室代とか、病気に関係のないところでの請求ですよと言ってもどうにも納得いかないようです。
一般の方にわかりやすく説明すると、基本的に医療費というのは、現在では高度先進医療等の例外を除いて、公的負担が7割、自己負担が3割です。ただし、医療と関わりのない食費、部屋代、テレビ代、電話代等は別に請求することが認められているのです。 …話しが逸れました。混合診療についての意見はいろいろあるというところです。大きく賛成派と反対派があります。ごく大雑把に整理すると、 反対の方の大きな声は ○混合診療になると高度な医療が民間保険会社に良いようにされるからだめだ。 ○貧富の差による医療の質の差はいけない。 賛成の声は ○民間保険など使わず患者の自費ですれば問題ない。必要なことがお金を足してできるのなら結構じゃないの。 といったところになるでしょう。さて、どちらの意見が正しいのでしょうか? 次回に続きますが、head&neckの意見をふまえて記事を書くつもりです。よく考えて欲しいのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.23 18:41:51
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