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カテゴリ:日々のこと
ことしも花粉症の季節がやって参りました。head&neckも花粉症があります。正式にはアレルギー性鼻炎、結膜炎といいますが、何でも日本人の15~20%が花粉症なんだそうで、有病率は世界随一です。もともと、戦後に木材として価値の高い杉を山に植林したのですが、その種類が特にアレルギー源としての抗原性が高いということです。
この季節、花粉症がある人は憂鬱です。とは言え、head&neckの場合は外来で花粉症の患者さんを診なければいけないので、まずは自分の症状を抑えなければなりません。だって、鼻水をずびずば出しながら「この薬効きますよ~」なんて言っても全く説得力ありませんから、そりゃあ必死です。 もっとも効くのはステロイドの注射と内服ですが、これは長期的に見ると身体によくありませんし、副作用も強いので、よっぽど症状のひどい時しか使いません。身体に優しいのは外用薬の局所ステロイド点鼻薬と、抗アレルギー薬の早めの内服です。花粉が飛散する1週間ほど前から飲み薬を始めて、大量飛散する頃に点鼻薬を併用すると、症状は軽くて済みます。しかし、何より効果があるのは、花粉を吸わないように努力することです。まずはマスクと、めがねです。花粉飛散量が多い日は野外で活動するとめがねにたっぷりと花粉が付いているのが観察できますから、これだけで結構ブロックされるのです。 まあ、色々やってもどうしても少しは症状が出てしまいます。鼻をかみまくると、鼻の下がただれて真っ赤になり、見苦しいですね。head&neckは職業柄いつもマスクをしますから、ひどいときはマスクの下にガーゼを敷いて、垂れ流しにしています。 医者として情けないとは思いながら、花粉症の患者さんの気持ちがとってもわかるhead&neckなのでした。 ←花粉症にめげず参加中。・・一日一回ポチっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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