食事の前には絶対読まないで
お昼休み。お弁当の前にお手洗いに行き、恐ろしいモノを見てしまった。和式の便器のまわりに飛び散る、血!!!ではなく、ゲ●ピーのウ●コ(らしきもの)が!便器をはみ出して!!!ヒエエエエ!!!なんじゃこりゃあぁぁぁぁ!!!Gパンもビックリの惨事を思い起こさせ、「ブシュ!ブシュッシュッ!」こんな音を出していたんだろうなあ、という想像をかきたてられた。きったねぇぇぇぇぇぇ!!!!こんなことして、後始末もしないのはだあれ?!うちのフロアは女性が少なく、5名しかいない。しかも、今日は2名不在で3名しかいないのだ。私を除くと、ふ・た・り・・・。Oさん?Tさん?まさか、そんな。彼女たちは素敵な大人のレディーである。万一体調が悪くて●リピー飛び散らせたとしても、そのまま放っておくなんて考えられない(それ以前に、いくらなんでも普通、あそこまで飛び散らせる技術はないだろう)。十中八九、外部の人間の仕業だろう。でも、でも、万が一あの二人のうちのどちらかだったら?私がツッコムことによって、顔を真っ赤にしながらしらを切る彼女たちを見たくはない。最年少の私が、いつもお世話になっているお姉様たちをどうして追いつめることができようか。だがしかし、ここで何も言わなければ、真っ先に私が疑われてしまう!違う!私じゃない!いくら日頃の行いがガサツで穴の開いたストッキングをいつまでもしつこくはいていようがフロア内をただ一人健康スリッパで闊歩していようが私じゃないの!私じゃないのよぉぉぉぉぉー!ということをわかってもらいたい!どうしよう。どうしよう。昼ごはんも食べた気がしなかった(カレー弁当じゃなくてよかった)。そして、ついに歯磨きタイム。トイレでTさんと一緒になった私は思い切って口を開いた。「ねえねえ、Tさん。これってTさんの仕業?(指差しながら)」ドッキ!ドッキ!ドッキ!ドッキ!「え?なにが?(素で覗き込む)」よかった!Tさんじゃない!「ゲー!なにこれー!誰よー!」犯人は第一発見者だった、ということはよくある。大勢の人間がいる場所で、先頭きって「くせー。誰だ?今オナラした奴は?!」と叫んだそいつが、実は屁をかました張本人だったというように。でも幸いなことに、Tさんはその方式を私に当てはめて考えはしなかったようだ。よかった。本当によかった。そしてOさんは妙齢のせいかはわからないが、滅多にトイレに行かない。と言うか、行くところを見たことがない。やはり、外部の人間の仕業だ。容疑者の最有力候補は、昼休みにやってくる生命保険のセールスレディ。「今日から担当になりました」と言って名刺をくれた。いつもお世話になっている掃除のおばちゃんにこんなモノの後始末をさせるのは非常にしのびない。でも、おばちゃんが来るよりも先に掃除しておくことはできなかった(ごめんよ、おばちゃん)。しかも、いつもにこやかに「こんにちは」って挨拶していたのに私たちが疑われるなんて!くやしい!ちっくしょ~私たちのトイレを汚しやがって~築いてきた信頼関係も壊しやがって~許せん!バーローどういうケツの穴してやがる?!デメーの顔より、使ったトイレをきれいにして行きやがれ!!!くそったれー!