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カテゴリ:株主総会レポート
遠路はるばる、新潟・燕三条のアークランズ本社で行われた株主総会に前泊をしてお邪魔してきました。 会場は本社5階の会議室で机にはお茶が置かれていましたが、机と椅子が50くらいしか置かれていなくてこんな少ないの?と思っていたら、開始直前になって椅子が追加されていました。 60人くらいの株主が着席して10時開会。議長あいさつ、監査報告と進んで事業報告は原稿を読み上げていましたが、スクリーンはなかったので集中して聞いていないと中身が入ってこない感じでした。 質疑応答はとメモ書きと覚えている範囲でまとめておきます。 <株主>人材確保と賃金の引き上げについて。 <回答>4%の昇給、ベースアップをしている。 <株主>前期に比べて従業員が200名ほど減っている件。 <回答>店舗の面積に合わせた人員で行っているのと、ムサシとビバホームでは運営が違うので運営を合わせている兼ね合いで減っている。 <株主>優待の長期保有、1000株より上の優待は設けないのか。 <回答>変更の予定はない。株主の公平性をみて決めている。 <株主>外食とHCの出店について。 <回答>外食は人口ベースで出店してく。HCは今期+2、来期+2を予定してその後は既存店を注視していく。 <株主>JOYFITのFCを展開しているけどチョコザップなどがある中で優位性は? <回答>優位性ではなく、JOYFITが当社の考えにフィットしているのでそれを信じてやっている。 <株主>ALサービスやビバホームを吸収したことの説明。 <回答>両社のコア事業を両輪としてやっていく。HCでかつやの割引券を配るなど、効果はあるので吸収した判断を信じてやっていく。ビバホームを吸収して全国区になったので、全国区に恥じない運営をしていく。 <株主>ムサシより大きい会社をM&Aしたけど、総会場所はその会社がある埼玉でなく燕三条で続けるのか。 <回答>燕三条で続けます。 <株主>かつやの具体的なブラッシュアップとは。 <回答>私たち(店側)が思っていることをお客様に伝えていく。フェアメニューを打った時の客数の増減とカツ丼のクオリティを上げていく。 <株主>コロナ禍のころは牛丼屋に近い価格設定で魅力を感じたけどいまは値上げもあって勢いを感じない。 <回答>食料、人件費、建材費の高騰を受けて値段を改定しているけど、前年を超えることを目標にやっている。値上げで客数が減らないかを見ています。 <株主>子会社に孫会社が多すぎないか。 <回答>状況を見て整理もするし増やしてもいく。孫会社の報告はルールにのっとっておこなっていく。 多少のニュアンスの違いもあるかもしれませんが、概ねこんな感じのやり取りでした。議案はすべて承認可決されて10時46分におしまいとなりました。 とある株主さんの質問にあったように、2年前には十数名しか来ていなかった総会に50名以上も集まっていることに驚かれていたそうです。総会全体を通しての印象は閉鎖的というと失礼ですが、見方を変えれば手堅い運営という感じはありましたね。 優待の拡充はなさそうですが過去数年増配もしていない感じなので、しばらくは様子見なのかなという雰囲気はありました。 優待の拡充がないと言い切ったことの評価ですが、個人的にはいいことだと思います。揚げ物系の優待消化って結構きっついんですよ、えぇ。HCが近所にないので結局外食で使ってしまうわけですし・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.23 12:10:06
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