丑年御縁年…結構しつこい、しかも問題画像!?
9月、晴れた日曜日。湯殿山神社はたくさんの参拝客で賑わっていました。前にも書きましたがここで述べる湯殿山とは、ピークを持つ山のことではありません。標高1500Mの「Mt.湯殿山」も存在していますが、こちらの山は登山道もないため、ふつうは登りません。(とはいうものの、この4月まだ雪があるときに行っています。→こちらの日記)一般的に言う「湯殿山」とは、「Mt.湯殿山」と品倉尾根に挟まれた峡谷にある湯殿山神社を指します。こちらには4月から10月までの期間は車で簡単に行けます。人工物を排し、社殿を持たず、御神体である大岩を自らの足で登るというかなり珍しい神社。古より「語るなかれ、聞くなかれ」と、他人にその詳細を伝えるのはダメ~とか言われたところでもあるんです。ゆえに撮影禁止!!でもね、「語るなかれ 聞くなか」といったってね、「丑年御縁年」と言って盛大な宣伝はするししっかりとHPで紹介している。→出羽三山公式HPの湯殿山の部分お祓いをしてもらい人形(ひとがた)で体中をなで清め、息を吹きかけ水に流す。この儀式の後いよいよ参拝。濡れないようにトレッキングパンツの裾をぐぐっと膝まであげる。まるで野良仕事。(首にタオルは掛けてあるし、思いっきりカッコ悪い。)二礼二拍手一礼そしてあったかい湯の湧く御神体をはだしで登る。これがまた気持ちいいのよ。延々と歩いてきたんだもの。癒されるわ。疲れた筋肉がほぐれる感じ。そのあと足湯でさらに癒され、周りの参拝客とも「気持ちいいね」と会話。いかにも山登り姿の私に、「登ってきたの?」と聞く方あり。足湯を出て濡れた足をタオルで拭き、嫌だけど靴下と靴をはく。おお嫌だ。しまった、サンダルも持ってくればよかった。後は大鳥居のある大駐車場へとまたゆっくりと歩いて行った。さて…時は少々さかのぼるのですが月光坂であった白装束さんたち。神社上流の沢で修行中でした。とても珍しい光景だったのでついつい写真に収めてしまった。この沢の水、とても冷たいんです。すごい…すごすぎる。冷たい滝に打たれています。でもよく見るとこの光景を撮影している方もいますね。白装束でない方。修行中の記念撮影かなあ。昔はこの界隈で厳しい修業をしながら即身仏(そくしんぶつ)になった方が何人もいました。いまその即身仏は、あちこちのお寺に安置されています。今度こそ終わり。