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カテゴリ:雑感
今日は、巷はこの話題で持ちきりだったようですね。
今日はもうこんな時間ですし、あまり触れないでおこうと思いますが、コレだけはやはり個人的に納得いかない!という事だけ書きたいと思います。 まず、いつか詳しく触れてみたいと思いますが、私自身の靖国参拝関連の考え方は『A級戦犯の人々の分祀が無い限りは、首相は参拝を見送るべきである』というものです。私の考え方は、中学や高校時代にバリバリに組合活動をしていた先生方の影響を受け、かなり左寄りだったと思います。ところが、自分でいろいろと勉強できるようになったり、今、学校という現場に入り、組合にも加入しておりますが、それでも随分と考え方は右寄りになったように思います。 個人的に ・『東京裁判』は不当な判決である。 ・A級戦犯とは連合国側の勝手な都合によるもので指名されたものであって、本当にそれに値する 者なのかは不明な点も多い。 ・靖国神社には「死んだら靖国で会おう」といって死んで行った人々が祀られており、本来ならば 国の頂点に立つものがお参りするのは当然。 という考え方でありますが、それでもやはり、分祀をしない限りは参拝は出来ないと思います。 ・不当な裁判でありながら、『東京裁判』を受け入れたのは日本であり、その後、その不当さを時 の政府が検証、批判もすることなく、受け入れたことで世界の一員となりえた。 ・本来、最高の戦争責任者であった天皇陛下、そして被害者でもありながら加害者でもある国民は 罪にとわれることなく、(B,C級で処罰された人を除く)A級戦犯の方々にその罪の全てを背 負ってもらったのであり、申し訳ないことでもあるが、A級戦犯がA級戦犯で成り得なくなった 時は、天皇陛下はおろか、全ての国民が改めて、その戦争の責任を背負わなければならなくなる ・戦地で死ぬことなく、無謀な戦いに突っ込んでいった責任は、やはり当時の指導者は負わなけれ ばならず、靖国に葬られている方々の中に、それら指導者と祀られるのには非常に拒否反応を示 す方々も多々いる。 そういうことを考えても、指導者たるもの、一人間である前に、一責任者であることを考えても、それが、いかに不名誉であったとしても、責任は取らなければならないのではないでしょうか。そういう責任を持ってこそ、武士の名誉があり、戦争につき進んで行く決断を行うことが出来たはずです。 ただ、この問題は今までただ大騒ぎするだけで、真剣に論じてこないで、60年間もほったらかしにしていたツケが今になってでてきたのであって、歴史観の違いや歴史を学んでいない、またその歴史もどこまでが本当の情報なのかも怪しい、そして、戦争を知らない、大多数の人々が今になって論じたところで、正直決着の着く問題ではなく、今、そしてこの先触れることが適当なのかどうかは私は疑問にすら思います。 しかし、小泉総理、この人の責任は重大だと思います。 だいいち、この人の参拝は、「心の問題」だとかいって、まるで靖国参拝が自分の信念であるかのように吹聴していますが、この人は首相になるまで、靖国参拝などしたことも無ければ、首相選挙に立候補するときに、7万人の自民党員が会員である靖国の戦没者の会へいいかっこしいをするために公約として実行したものだからであるからです。ここまで、英霊や遺族をバカにした話はあるでしょうか?あの人の参拝には信念等無いのです。本当に参拝する事が正しいと思うのであれば、中国や韓国に対し、自分の信念をきっちりと説明して、堂々8月15日に毎回行っていれば良かったのです。それをろくに説明もせず、いい加減この上ない。 それから、今回の小泉総理の靖国参拝も、そんなに大騒ぎする必要もあるのでしょうか?マスコミもバカの一つ覚えのようにあおりすぎ、本来ならば、厳粛に厳かに、英霊の方々を祀らなければならない日にまるで、オウムの麻原を乗せた車を追いかけるかのように小泉の車を追いかけたり、靖国神社に押しかけたり・・。一体、何と心得ているのでしょう・・。マスコミも、小泉の靖国参拝を大声で賛成する連中も反対する連中も、まんまと、小泉の注目を集める作戦に乗せられているだけのような気がするのです。小泉など、所詮はもう終わった人です。国会も続けず、アメリカやアラブやモンゴルで遊んでいるような人です。国内が、本来なら好ましくない方向で、まるで、戦死者の方々の思いがないがしろにされた形で、靖国云々と言う論争が、自分の軽率な考え、発言、行動で起こってしまっているのだから、残された任期、この問題をどう自分が解決してゆく方向を示してゆくかと言うことも一切しない。 そして、野次馬根性で靖国に押しかけた一般国民。情けなさ過ぎる。遺族の方々だっておまいりに来ているし、純粋に戦没者の方々に手を合わせる人々が大勢いる中、小泉やその他有名人が参拝に来ると、携帯カメラでバチバチとり、阿呆のように声援を送る。この人たちに戦没者に心より哀悼の意を表する気持ちなんてあるのだろうか。いや、絶対にないだろう。もしそういう人たちが靖国の事を語ろうとするのなら、その人たちは全く、その資格は無いと思う。ニュースで観ましたが、石原慎太郎が参拝に来たとき「イーシハラッ!イーシハラッ!」って石原コールが起こるのは一体何なのでしょう??恥を知れ!!と言いたいですね。だいいち、英霊に本当に哀悼の意を表する気持ちが石原氏にもあるのであれば、その場で「お前達いい加減にしなさい!」と言う位でなければならないはずではないですか? 今年は昨年に比べ、8月15日の参拝者が5万人近く上回ったそうな・・。小泉騒動で、靖国や戦没者の人々への感心が高まり、お参りしたくなったという人が増えたなら、いいのですが、ほとんどの人は、流行に流されて・・・、野次馬気分で、、、と言うのが多いのではないでしょうか。 元自民党の加藤紘一氏の実家に火をつけて腹を切った男性がいたそうですが、暴力で言論封鎖しようとする人は、むしろ、靖国でテレビの実況中継をしているアナウンサーの後ろで、ピースしたり、カメラに映ろうとする不届き者にケリでも入れるべきではないでしょうか?そういう人達こそ非国民のような気がするんですが・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 16, 2006 02:24:04 AM
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