カテゴリ:自転車&アイテム
ディープな話題が続いてしまってごめんなさい。
いよいよブルホーン化に着手となりまして、先ずは最初にハンドルポストの交換です。 普通の自転車はフォークに付いたハンドルポストがヘッドチューブの下から入ってきて、上に飛び出た部分にステムを留めて使いますね。BD-1はそれと真逆の発想なんです。 判りやすいように一般の自転車と比較してみます。仕事の合間にパワポでこっそり描きました。拙い絵ですが、ご勘弁を。 これが一般的な自転車の場合です。 ヘッドパーツの構成は種々ありますので、上下のワンとベアリングとキャップのみ簡略に描いております。 そしてこれがBD-1です。BD-1にはダウンチューブがありません。 一般には自転車のハンドルのてっぺんについている蓋みたいなものが、BD-1では自転車の裏側のフロントフォークの付け根についています。 普通、ヘッドチューブの上部ではステムが2本のネジで留まっていて、ステムの先にはハンドルバーがついていますが、BD-1ではヘッドチューブの下でフロントフォークが2本のネジで留まっています。 BD-1のハンドルポストはヘッドパーツを介してヘッドチューブを貫き、ヘッドチューブを突き抜けた部分にフロントフォークが留められているという特殊な構造をしています。 この構造のため、ヘッドパーツも上下さかさまについています。 このあたりの構造を理解した上で、自転車の下側にある「フタ」をアーレンキーでクルクルと廻して外し、ついでフロントフォークを外します。 ★哀れ宿主を失ったフロントフォークの図 ハンドルポストをそっと引き抜きながら、ヘッドパーツを無くさないように、ついていた順番どおりに並べておきます。 BD-1の上のほうについているパーツから順に左から並べています。 古いグリスがかなり汚れていますので、綺麗に落としておきます。樹脂部分のパーツがかなり劣化していますが、交換パーツは無いのでこのまま使います。 こんな事をしていると、ヘッドパーツも新しくしたくなりますね。巷で評判になっているのがクリスキング。 ★なんと!約2諭吉。勿体無くて使えませんが、カラフルですね~。 引っこ抜いたハンドルポストと新しいものを並べてみます。 。 上の長い方がこれからつけるもので、伸縮可能です。下の方がこれまでついていたものです。 曲がり具合に差異がありますね。古いほうが大きく曲がっています。この曲がりが大きいと、ハンドルは前に突き出て、前傾姿勢は強くなります。 今回は傾斜をゆるくすることによって、前傾を弱めるように交換するわけです。 ただし、それ以上にブルホーン化による前傾効果がありますので、完成時にはこれまでより若干前傾は強くなる計算です。 新しいグリスをタップリ付けながら、ヘッドパーツを順番通りに戻して新しいハンドルポストを装着します。 グリスは最高級といわれるものでも600円程度。タップリつけます。特にこういう滅多に手を入れない場所は、こういう機会に「これでもか!」って言うくらいに使っておきます。 グリスアップの効果は絶大で、乗り味が変りますよ。 ハンドルとフォークが真っ直ぐに付いている事を目視で確認しながら、トルクレンチで締め上げます。 以上でハンドルポスト交換は完了です。 あ、そうそう、左側の「Freepage List」ってところにポタ記録をつけることにしました。ツマがロードに乗り始めてからの「ポタ夫婦の成長記録」みたいなモンです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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