ふとした事で気軽に停車して付近を散策できることは、自転車の良さの一つ。

　デジイチを担いで走っていると、小さな虫にもそっと近づいてカメラに収めたくなってしまいます。自転車を倒して草むらや雑木林に立ち入ることなんてザラなわけで、そんなときはサイクリング自体はなかなか先へ進めなくなります。

　また、休憩中に近くにいた虫を追いかけて、思わず大休憩になってしまったりも。

　酷いときは小一時間近くカメラを構えてウロウロしたり。でもそれも楽しいものです。


アブラゼミ
桜並木であまりに五月蝿くギィギィ鳴いていたので一枚。


イトトンボ
昼寝をしている傍で芝の葉の間を低空飛行しているところを見つけて一枚。


クビキリ
草むらの中でジージーと大声を出していたので分け入って一枚。



ヒマワリ
中心部のグラデーションに惹かれて一枚。

　いや、実は一枚とか二枚なんてモンじゃなく、場合によっては同じ相手に十回くらいシャッターを切っていたりもします。

　特にアングルや露出なんて気にせずに撮っているので、ちゃんとファインダーに収まっていなかったりピントがずれていたり露出不足だったり。でもそんなのも含めて、帰ってきてから撮ってきた写真を見るのがたまらなく面白いのです。