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テーマ:本のある暮らし(3292)
カテゴリ:本
またまた、テポ丼が難儀な話題をかもしている昨今・・・
先週借りた、金賢姫の本ですが、最近、読み出すと睡魔に襲われて 忘れられない女(ひと) は、金賢姫が李恩恵こと、田口八重子さんと、日本人化教育で招待所で一緒に生活したことをまとめた内容。 田口さんの、あきらめてココで生きていかねばという決意の反面、日本に残してきた子供たちや望郷への心がチクチク染みます。 本当に、田口さんの今・・が気になります いま、女として(上)(下) コチラは、下巻の途中なのですが・・・ テロのことを詳細に、そしてつかまってからの取調べ状況から、北朝鮮での生活や教育などさまざまな彼女の一生を振り返っています。 彼女が、あれだけの大きなテロを起こしたにもかかわらず 恩赦になり、今も韓国で生活している理由がわかりました。 北朝鮮の教育思想では、彼女のような人間にならざるを得ない状況です。 「罪を憎んで人を憎まず」ですね。 誰でも、あの社会で教育されると彼女のようにならざるをえない。 戦中の日本と同じ社会が、ずーっと続いているって感じでしょうか・・・ 制限された厳しい生活。 他の世界を知らない「井の中の蛙」。 北朝鮮の生活=常識 なので、北朝鮮に我々と同じ認識を求めても 通じないどうりがわかります。 金賢姫が、韓国に来てどれだけのカルチャーショックを受けたか!! 彼女も、北朝鮮に生まれ育ち、美貌と教養があったために こういう人生を歩むことになった「被害者」で、また何故に生き残ったのかという彼女の存在意義もよくわかります。 なので、彼女の存在自体を「捏造」と騒ぐ 北朝鮮の思惑もわかります。それだけ、重い人生を背負った金賢姫・・・ 北朝鮮の社会や教育体制で、「戦争中は日本もこんなんやったしなぁ」と思うところもありますが、 「コレはいかんやろ」と一番思ったのは 「批判」 学校では、1人の人を対象にして 皆で「ココが悪い」と、徹底的に批判するのだそうです!! 今時の「良いとこを伸ばす」教育では考えられない・・・ 日本でやれば、学校ぐるみ、いや国家ぐるみの究極のイジメですよ!! ネガティブ連鎖満載! 世界には、まだまだ色んな思想や国家がありますが 一概にコレがベストとは言えません。 どんな思想や政治・宗教であれ 1人1人の人権を大切に、命の重さを大切に 皆が協力して作る暖かい国家。 作りたいものですね。 拉致された方々が、母国日本に戻り、ご家族との再会をできる日が1日も早く現実するようにお祈りいたします。 ★ついに!!せんとくんが楽天市場に登場!!!★しました!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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