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カテゴリ:本
楢山節考改版 先日、図書館で借りた楢山節考 もう、映画でもおなじみなのでストーリーはよくご存知の方が多いと思います。 私も、「姨捨の話」ということを知っているのですが、ちゃんと本を読んだことも、映画を見たこともありませんでした。 この本には「楢山節考」のほかに「東北の神武たち」「揺れる家」が載っていて、どれも貧しい農村の話です。 今の時代にコレを読むと、なんちゅう恐ろしい・・・と思うのですが やはり、時代・・・コレが当たり前の時代があったということなんですね。 「東北の神武たち」の中に、農家では家を継ぐ長男以外の男子は、「ヤッコ」と呼ばれて疎まれたそうで・・・子供が生まれて、長男以外の男子だと、そのまま捨てたり・・・ということもあったとか・・・ 又、女子の場合は喜ばれて、何故かというと「売れる」からなんだそうです。 貧しい農家では、コレが当たり前の時代だったんですねぇ・・・ 今でも、貧しい東南アジアの国々で、親が子供の人身売買をするって聞いて 「えーーーっ」と思いますが、やはり日本でも貧しい時代は、同じことをしてきたのですね。 今でこそ「人権」を大切にしますが、昔はもっともっと「動物的」で「残酷」 どの国でも、そんな人間の歴史を踏まえてきたのですねぇ・・・ 「生」より「死」の方が、近かった時代。そんな時代の人が、現代を見たらどう思うのかなあ・・・ 「よい時代となった」と思うのか「なんやら、ややこしい時代になった」と思うのか・・・ 人間は、やはり進化しているのでしょうか・・・ね。 さて、七夕の日の「浴衣せんとくんのお出かけ」が平城遷都1300年祭事業協会の職員さんのブログに紹介されました!! ここを見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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