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カテゴリ:アメリカのお店
先日、テキサス州からの帰り道、あと数時間後でカリフォルニア州に辿り着くという時に、牽引していたワゴントレーラー(うちのは、オフロードバイクなどをのせる小さめのトレーラー)のタイヤがパンクしてしまった。
市街にはかなり遠い田舎道での出来事で、しかもタイミングも悪く深夜近くに起こっただけに、二人で途方に暮れるばかりであったが、丁度通りかかったハイウェイパトロールの方に『Wal★mart(ウォルマート)でスペアを買うといいよ。必ずあると思う。』と言われ、トレーラーを置いて近くのWal★martに足を運ぶことにした。 するとトレーラーのスペアがあった、あった! さすがWal★martである。 その後こうして無事カリフォルニアに辿り着くことが出来たのは言うまでもなく、Wal★martに助けられた恩返し(?)に今日はWal★martについて書いてみたいと思う。 ~アメリカ小売業の王者、Walmart~ Wal★martは、私のイメージからすれば、『一軒で色々な物を揃えることが可能な、庶民の財布に優しいディスカウントストア』と言った所だろうか、、、。 私がWal★martで実際に利用する売り場は限られているものの、衣料、生活雑貨、コスメ、電化製品、ガーデン用品、カー用品、本・雑誌、クラフト、おもちゃ、スポーツ用品などのセクションもあり、また、眼鏡屋のVision center(ヴィジョンセンター)やマクドナルド、そして薬局や写真現像、タイヤ取り付けやオイル交換などのサービスまである。 Wal★mart Supercenter(ウォルマート スーパーセンター)となると、充実した食品コーナーまで付いてくるから、まさに客が「ワンストップ」で色々な物を揃えることが出来る場所と言えるだろう。 提供価格の安さもさることながら、それ以上に特筆すべきことはWal★martが小売業業界でトップの座を1990年以降から現在まで10数年間も保ち続けていることだ。 現在1494ものWal★martと1386店舗ものWal★mart Supercenterがアメリカ合衆国に展開されているのだそうだが、これからもますます増え続けていくだろうと言われているWal★martの威力には目を見張るものがある。 ~ショッピングカート一つで最低$40稼ぐ?~ Wal-martに行って気づくことは、客が駐車場に残していったショッピングカートを集める「カート担当」と、入り口で「いらっしゃいませ」などと言いながらショッピングカートを渡してくれたり、返却・取替えする為に持ち込んだ商品にステッカーを貼ってくれたりする「挨拶担当」がいることである。 さてこの「カート担当」と「挨拶担当」、、、。 居てくれると客にとっても助かる存在ではあるが、どうやらそれだけの存在ではないのだそうだ。 Wal-martに勤める店員の話によると、『Wal-martは、お客様がショッピングカートを持つ度に最低$40費やす傾向があることを把握しているの。それでカート担当と挨拶担当の存在も大切な訳。』なのだとか、、、。 そう言われてみると、実際、私もカートを持つ度に最低$40は費やすことが多いことに気づかされる。 例えば、トイレットペーパーを買いに行っただけなのに、安かったからという理由であれもこれもとカートに入れ、いづれも後々必要になる商品や欲しかった商品と言えども、会計を済ませようとする頃には必ずといっていいほど$40以上もの商品がカートにがっぼりと入っている有様だ。 『一体何買ったっけ・・・?』などとレシートを見ながら呟く私は、今日はこれだけを買うという目標を立てて買い物に挑むか、大きい買い物でない限りカート無しで買い物に挑んだ方が財布に優しいように思えるのである。 それにしても、ショッピングカート一つで最低$40を稼ぐという、簡単に見抜けそうでなかなか見抜けないようなオイシイ法則を見つけたWal-martには脱帽してしまう。 Wal-martについてこれだけで済ますのも惜しいので、また次の機会にでも続編を作って歴史などを改めてお話したい、、、。 参考HP: *Wal★mart公式サイト(英語) http://www.walmart.com/ *『米国小売業界の動向から学ぶ』第1回 過去10年間の売上ランキングの推移 RTI社 岩島 嗣吉 氏 2002年4月23日掲載 http://www-6.ibm.com/jp/dist/column/sr2002/iwashima/1_1.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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