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カテゴリ:アメリカで学んだこと、知ったこと
『アメリカ郵便局のこんなサービスその4』-------U.S.Passport
Puruchan9644さんが『アメリカの郵便局ではPassport only(パスポートオンリー)と表示された窓口を見かける』とお話してくれたが、私の住む小さな田舎町でもPassport onlyと書かれた窓口がこの春から営業を開始する予定である。 さて、このPassport only窓口は何かというと、なんとパスポートの申請窓口のことだったりするのだが、初めてそれを知った時には郵便局でも申請出来るなんて便利な話だと感激したものだった。 郵便局で申請出来ると言っても、郵便局員がパスポートを作成してくれるという訳ではなく、ちゃんと必要な書類が揃っているかどうか確認し、最寄りのPassport Agency(パスポートエージェンシー:パスポート発行担当の役所)に届けてくれるというサービスである。 ~パスポート申請を体験!~ 、、、と言っても、勿論グリーンカード取りたてほやほやの移民である私がアメリカ郵便局でパスポートを申請するのは不可能で、夫がパスポートを申請する時に一緒にひっついて行っただけの話であるが、夫も初めて申請するので要領が分からず、結局二人で申請の仕方を学ぶ羽目になってしまったのである。 まず申請の際に必要な物は、、、 1、Proof of U.S. Citizenship(アメリカ国籍である証明) a、前回使用したパスポート b、公的機関発行の出生証明書か帰化証明書、または国籍証明書(いずれもオリジナルのもの) c、領事館発行の出生証明書か海外出生証明書 → a~cのいずれか一つ。 2、Proof of Identity(身分証明書) a、前回使用したパスポート b公的機関発行の帰化証明書か国籍証明書 c、有効の運転免許証か州政府発行の身分証明書、またはミリタリーI.D. → a~cのいずれか一つ。 3、Two Passport Photos(パスポート用写真2枚) 4、Payment(料金) 大人$97.00、子ども(16歳以下)$82.00。(2007年現在。) 2004年度に申請した際には、クレジットカードでの支払いは不可で、マネーオーダー(手数料有)かチェックはO.k.だったのだが、現在は、郵便局でならクレジットカードでも受けつけるそうだ。(http://www.usps.com/passport/参照) 5、Form(申請書) 初めて申請する場合や更新する場合、または、パスポートの紛失・盗難届けや、記載事項修正やページ補充など、それぞれのケースによって申請書が異なるので、http://travel.state.gov で予めチェックをした方がいいだろう。 私の夫の場合は、アメリカ国籍の証明として出生証明書を、そして身分証明書として運転免許証を用意、それから、以前郵便局のパスポート窓口からもらった申請書(夫の場合は初申請なので申請書DS-11)を持参していった。 パスポートの写真はOffice Depot(オフィスディポ)で撮ってもらったが(余り記憶に残っていないが、確か$7辺りだったと思う)、パスポート業務を取り扱っている郵便局の中にはパスポートの写真を撮ってくれる所もあるようだ。 価格は$15ほどだが、パスポートの写真を撮り忘れてしまった時なんかは便利である。 郵便局へ着いたらすぐさまパスポート窓口へ直行し、窓口にある紙に名前を書き記して呼ばれるのを待った。 金曜日だった所為か、かなりの人で混雑しており、2時間くらい待っただろうか。 ようやく呼ばれ、窓口へ向かった。 ~パスポートが郵送されてきた!~ 窓口へ行ってからはスムーズにことが運んだような気がする。 手馴れた郵便局員の方がテキパキとしてくれたお陰で5分で手続きが完了した。 さて気になる料金はというと、合計$85、、、。(注:これは2004年度の料金です。) $55はApplication FeeとしてPassport Services(パスポート サービシズ)宛てに、$30はAcceptance FeeとしてPostmaster(ポストマスター:郵便局長)宛てに支払うことになっており、チェックで支払うなら2枚のチェックを用意しなければならない。 支払いを済ませると、『5、6週間ほどでパスポートと出生証明書が届きます。』と局員の方が教えてくれた。 そして約5週間後、、、。 夫は大事な出生証明書が戻ってくるかどうかが一番心配だったらしいが、ちゃんとパスポートと一緒に同封されて送られ、満足した様子である。 後は日本への航空券を購入するのみだが、帰国する日が実に楽しみである。 後記: AAA(トリプルエー)が発行する『Westways』によると、場所は限られているとは言え、郵便局だけでなく、City hall(市役所)や図書館などでもパスポート申請が出来るのだそうです。 ちなみに、http://iafdb.travel.state.gov/のページでパスポート申請を受け付けている場所をエリア別にチェック出来ます。 また、申請方法や詳細などが変わることもあるので、申請する前にはhttp://travel.state.govまたはhttp://www.usps.com/passport/で詳細をチェックした方が良いでしょう。 、、、Special thanks to Puruchan9644さん! 参考資料: *”Westways” January/February 2004 Vol.96 No.1 (Automobile club southern california) *“How to Apply for a U.S. Passport” U.S. Postal Service brochure 参考HP: *Passport Agencies list(パスポートエージェンシー リスト) http://travel.state.gov/agencies_list.html *Print Passport Applications(申請書をダウンロード出来る) http://travel.state.gov/get_forms.html *在日米国大使館 「窓口でのパスポート申請」(*東京、千葉、福島、群馬、茨城、神奈川、長野、新潟、埼玉、静岡、栃木、山形、山梨県にお住まいになられている方が対象。私が日記で説明した事項と多少異なる事項もあるので、要チェック。) http://japan.usembassy.gov/j/acs/tacsj-1stppt.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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